1926年の昭和元年から100年にあたるとして、レトロブームなども背景に「昭和100年」にちなんだ企画が注目されている。
アドミュージアム東京(東京・汐留)では、昭和期の街角を彩ったホーロー看板をテーマにした企画展「昭和のホーロー看板展」を12月5日から開催する。会期は同26日までで入場は無料。
ホーロー看板は、かつて薬品、食品、家電など、生活に根ざした商品広告として全国の街並みに掲げられていた。
今回の展覧会では、広告ディレクターの伊藤雅克氏(1972–2019)が約30年にわたり収集したコレクションを中心に、明治期から戦後復興、昭和の高度経済成長期まで、多彩なデザインの看板を紹介する。
「オロナミンC」「グリコ」「不二家ミルキー」など鮮やかな色彩や特徴的なキャラクターを用いた看板からは、当時の生活文化や広告表現の変化がうかがえる。
展示は4つのパートで構成される。年代順にたどることができる「ホーロー看板クロニクル」、同時代のテレビCMとと茂に紹介する「ホーロー看板と広告」、希少価値の高い看板を集めた「ホーローマニアックス」のほか、昭和の街角を再現した「タイムスリップ・フォトスポット」も用意されている。
会場はアドミュージアム東京の企画展示室(Hall B)。開館時間は火曜から土曜の12時から18時で、日曜・月曜は休館(ほか不定休あり)。

