メルカリは12月4日から11日間、GoOn TOKYOにて「捨てられそうなお宝ミュージアム」を開催。来場者は、年末の大掃除シーズンに向けて、家に眠るモノの隠れた価値を体感できる。
同社が11月に発表した「2025年版日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」によると、国民ひとりあたりが所有する1年以上使用していない不用品は、平均約71.5万円に相当する。その一方で、所有している不用品をすべて売却した場合の予想金額は平均19.5万円で、実際の価値と生活者の認識との間に約52万円のギャップがあることが判明した。
こうした結果を踏まえ、メルカリは家庭の不用品が多く処分される年末の大掃除シーズンに合わせて同イベントを開催する。
メルカリ マーケティング事業部 Social & Contents チーム マネージャーの池田早紀氏は、4日に実施した発表会で、次のように語った。
「例えば靴においては、実際の価値が予想の14. 9倍、CD、DVDが7倍、メイクスキンケア用品なども12倍…といったギャップがありました。 皆さんが思っている以上に高く売れるものが実際はあるにも関わらず、『売っても大した利益にならないだろう』と諦めていると回答した人が約9割。そんな諦めから、今年の大掃除で捨てられそうな不用品は日本全国で約10兆円にも上るという結果になりました。そこで、捨てられそうなものの意外な価値を知るきっかけとなるイベントを開催しようと考えました」。
来場者は「捨てられそうなお宝ミュージアム」で、「メルカリ」の相場検索機能を活用し、展示されたモノの価格を調べながら、モノに隠れた価値を体験することができる。
ミュージアムには、2000年代に小学生だった妹の部屋や大学生だった兄の部屋、そして実家のような「平成レトロ」な居間の3つの空間をリアルに再現。各部屋には、当時のトレンドや生活を象徴するものが並んでおり、来場者はその価値を知るミッションに挑戦する。
来場者は、会場に用意されたミッションに挑戦するという仕掛け。
「近年のレトロブームや平成リバイバルブームによって、捨てられそうなモノも持ち主が思っている以上の価値がついていることがあります。例えば、レトロな家具は人気で需要が高かったりするため、自治体と連携し『メルカリShops』で粗大ごみ販売を実施したりもしています。皆さんにはこの体験を通じて、『捨てる前にまずメルカリで調べてみる』という行動変容を促せたらと思っています」(池田氏)。
平成レトロな空間を再現した。
さらに会場では、「宣伝会議賞」の協賛企画で応募された約2万6000点の作品の中から、「かくれ資産をもっと身近に感じられるアイデア」を表現する約30点のキャッチコピーを展示している。









