年末の終着駅に“寝過ごしあるある” OOH ヤッホーブルーイング、今年も適正飲酒を訴求

ヤッホーブルーイングは12月1日、忘年会シーズンに増える“電車の寝過ごし”をテーマにしたOOH企画「年末寝過ごし防止運動」を開始した。同企画は、アルコール度数0.7%の微アル飲料「正気のサタン」を軸に、飲みすぎを防ぎ“ほど酔い”で楽しむスタイルを提案するキャンペーンで、昨年から実施している。今年は“寝過ごしの聖地”として知られる南栗橋駅や森林公園駅、なかもず駅など、首都圏・関西の終着駅9駅に計23種のポスターを掲出する。

画像は昨年の掲出イメージ。

昨年の初実施時には、南栗橋駅の広告がXで3.3万いいね、220万回以上の表示を記録するなど話題となった。また、ユーザーからは「関西にも寝過ごし注意駅がある」との声が寄せられたことを受け、今年は出稿エリアを関西にも広げている。

本企画について、同社担当者は「思わずSNSでシェアしたくなる設計を意図した」と語る。「『年末寝過ごし防止運動』と題して、アルコール度数0.7%の『正気のサタン』を通じたお酒との“ほど酔い”付き合い方を、楽しく呼びかける企画です。2025年は忘年会シーズンに合わせ、南栗橋駅やなかもず駅等の終着駅へ寝過ごし防止を呼びかけるポスターを掲出します。昨年の反響や『関西にも要注意な駅がある』との声を受け、今年は関西にも拡大。クスッと笑える“あるある”で思わずSNSでシェアしたくなる設計を心がけています」(ヤッホーブルーイング 担当者)。

12月は1年で最も飲み会の多い月と言われ、電車での寝落ちや終点までの寝過ごしは“あるある”としてSNS上で語られてきた。同社はそれをあえてユーモアに転換し、堅苦しい啓発ではなく“シェアしたくなるネタ”として広めることを狙いとしている。

ポスターには「意図せず、上洛!(京都河原町駅)」「帰り道、記憶より遠い(南栗橋駅)」など、終着駅ならではのコピーが並び、駅ごとの“寝過ごしあるある”を軽妙に表現。また、都内の一部飲食店でもポスター掲示と「正気のサタン」の提供を行い、リアルな飲酒シーンで“飲みすぎない選択肢”を提示する。

「昨年の世界観を踏襲しつつ、今年は情報を整理し、コピーやイラストがより引き立つ配置へ刷新しました。また、企画のユニークさが伝わるようインパクトのあるデザインを制作しています。コピーは関西エリア出身者へのヒアリングを踏まえて検討し、共感される表現を検討し、『意図せず、上洛!(京都河原町駅)』など、掲出する駅らしいコピーも入れています。真面目な啓発ではなく、思わず誰かに話したくなる“ネタ”として広がるよう一つひとつのポスターを練り上げました」(担当者)。

スタッフリスト

企画+C 鈴木さおり、矢島佑一郎
企画 塚田紗衣、北野響子
AD+D 藤田高志
D ふじたえり
AE 加藤章治
advertimes_endmark

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ