目黒蓮とミセスを起用 「午後の紅茶」のCMで引き出した感情的な共感

キリンビバレッジは12月2日から、「キリン 午後の紅茶」のテレビCM「奇跡の前夜」篇の放映を開始した。

今回の冬のCM では、今夏CM の「夏の影」篇で楽曲を提供したMrs. GREEN APPLE の3人(大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架)が、同ブランドのCMに初出演となった。CM 楽曲にはMrs. GREEN APPLE が2016年にリリースしたファーストアルバム「TWELVE」収録曲『私』を起用。CM の世界観に寄り添ったスペシャルアレンジで冬の特別感を印象付けている。

CMは、Mrs. GREEN APPLE の3人が演じるストリートミュージシャンが雪の降り積もる夜の街角で路上ライブを行っているシーンからスタート。寒空の下、街行く人が誰も足を止めることなく通り過ぎていくなか歌い演奏する3人に、目黒さん演じる友人が「午後の紅茶 ミルクティー」を差し入れる。それを受け取った大森さんが、「凍えるかと思った。誰も聞いてくれなくて」と話しかけると、目黒さんは心の中で「俺は、温まったけど」と返事をして微笑む——。

同社によると、今回のCMは「心が温まるミルクティー」というシンプルなアイデアを軸に制作。冬に飲みたくなる飲料としての魅力を伝え、普段ミルクティーをあまり飲まない人にも午後の紅茶を手に取ってもらうことを主な目的としているという。

「クリスマスシーズンの寒い街並みを舞台に、人から人へとミルクティーを渡す場面を描くことで、贈り物のような温かさや、人と人のつながりを感じてもらえるようにしました。身近で共感しやすい場面(冬の商店街やにぎわう街角)を選ぶことで、視聴者自身の思い出や日常と結びつきやすい表現を目指しています。結果として、単に商品を紹介するだけでなく、『冬に飲みたい』『誰かに贈りたくなる』といった感情的な共感を引き出し、昨年よりも強くブランドとのつながりを感じてもらうことを狙っています」(キリンビバレッジ「午後の紅茶」ブランド担当 岩城奈那氏)。

ミルクティーを飲んで温まった後、目黒さんは再び華やかなイルミネーションが輝く冬の街へと歩き去り、路上ライブが再開する。あったかいミルクティーを差し入れる友達同士の心温まるやりとりと、輝く未来を想像させるような「奇跡の前夜」を描いている。

SNS上ではMrs. GREEN APPLEの3人のヘアスタイルが、活動止前のフェーズ1を彷彿とさせると話題に。冬の世界観に合う楽曲として『私』が起用された。

「奇跡の前夜」篇(60秒)は12月5日時点で、キリンビバレッジ公式YouTubeチャンネルにて、約296万回再生を記録している。

テレビCM「奇跡の前夜」篇(60秒)

「ご愛飲いただいている方はもちろんですが、普段午後の紅茶を飲まない方にも、テレビCMを見て『たまにはミルクティーを買ってみよう』と感じてもらえたら。寒い冬の飲み物=『あったかいミルクティー』というイメージを持ってもらえることを期待しています」(岩城氏)。

スタッフリスト

企画制作 博報堂、catch、ENOAD、AOI Pro.
CD+C 福部明浩
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AD 榎本卓朗
Pr 山田博之 伊藤萌惠
PM 福島千弘
演出 田中嗣久
撮影 重森豊太郎
照明 中須岳士
美術 桑島十和子
編集 今村徳孝 水野正毅
MIX 横山欣也
AE 藤原大憲、岡伸悟、澤村宗一郎、
小野原萌恵、北村花菜美
出演 目黒蓮、Mrs. GREEN APPLE(大森元貴、
若井滉斗、藤澤涼架)
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