「トリプル還元」ついに解禁 Uber×楽天ID・ポイント連携、日本で攻勢強める

ビッグデータ活用でサービス開発を推進

Uberと楽天が戦略的パートナーシップを拡大し、「Uber」アプリ利用で楽天ポイントが自動付与される新たなID連携を開始した。生活費高騰下での負担軽減と、モビリティ・デリバリー領域における利便性向上を狙った取り組みだ。両社はこれまでも楽天ペイ導入やポイント還元を進めてきたが、今回はそれらを発展させる戦略的パートナーシップと位置づけている。

Uberは日本での利用が急速に進んでおり、従来の「タイパ」に加えて「コスパ」でも訴求していく考えだ。楽天IDとの連携により、楽天が保有するビッグデータを活用し、サービス向上につなげる。

写真 人物 楽天ペイメント代表取締役社長・執行役員の小林重信氏(右端)、楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史(右から2番目)をはじめ、Uberの関係者

楽天ペイメント代表取締役社長・執行役員の小林重信氏(右端)、楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史(右から2番目)をはじめ、Uberの関係者

Uber Japan、Uber Eats Japan、楽天グループ、楽天ペイメントが連携し、配車サービス「Uber」とフードデリバリーサービス「Uber Eats」に共通ポイントサービス「楽天ポイント」オンラインを順次導入する。12月12日までに全利用者が同サービスを利用できるようになる。ID連携により、UberおよびUber Eatsの利用で税抜200円ごとに1ポイントが自動的に付与される。ポイントは楽天が提供する70以上のサービスで利用可能。付与されるポイント原資はUber側が負担する。

「Uber Eats」では2022年4月から、「Uber」では2023年4月からキャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」が利用可能になっている。楽天ペイで支払うと最大1.5%のポイントが還元され、楽天ポイントオンラインと組み合わせることで最大2%のポイントが還元されるため、二重でポイントをためることができる。さらに、UberとUber Eatsの両方で特典を受けられるサブスクリプションサービス「Uber One」の会員になると、配車サービス利用時に乗車料金の10%相当の「Uber Oneクレジット」が還元されるため、「トリプル還元」となる。

今回のポイント連携を皮切りに、楽天が持つ70を超えるサービスとの連携を広げていく方針である。将来的にはAIを活用した連携も進めていく。顧客の趣味・嗜好や交通状況に応じて最適な観光スポットをレコメンドするほか、「楽天ぐるなび」のデータから利用者の体調に合った食事を提案し、そのまま配達する仕組みなどを想定している。

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