令和ロマンの「漫才万歳」ポスターが街に登場
毎年恒例の年末に開催される漫才大会「M-1グランプリ」(ABCテレビ・テレビ朝日系)のプロモーションが、今年も大きな注目を集めている。12月21日に開催される2025年大会に向け、街を彩る交通広告やプロモーションビデオなどの取り組みが始まった。
12月2日にXで投稿したティザーポスターは、2024年の決勝で令和ロマンが放ったセリフ「終わらせよう」へのアンサーとして、「はじめましょう。」と記され、反響を呼んだ。また翌3日には今年のメインポスターが公開。ティザーポスターとメインポスターは合わせて30万近くの「いいね!」を獲得していた。
#M1#M1グランプリ pic.twitter.com/ljr6belQ9l
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 1, 2025
━━━━━━━
漫才
万歳。
━━━━━━━#M1#M1グランプリ
pic.twitter.com/R2FlLhq3li— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) 2025年12月3日
前回大会が20回というアニバーサリーイヤーで、さらに令和ロマンが前代未聞の大会連覇を果たした。そんな歴史的な激闘の翌年の2025年大会は、「漫才」の起源は「万歳(ばんざい)」にあるという原点に立ち戻った。話芸が持つ根源的な力と漫才がもたらす喜びを改めて伝えるべく「漫才万歳」をテーマに据えた。
毎年M-1の広告を手掛けるクリエイティブディレクターの有元沙矢香氏は「21回目のM-1グランプリ。令和ロマン2連覇を経て、新しいM-1が始まる、始めなくちゃいけないという空気がありました。くるまさんの『終わらせよう。』へのアンサーとして『はじめましょう。』というコピーで始めようということはすんなり決まった」とティザー施策について振り返った。では今年の全体コンセプトはどう企画したのか。番組制作チームと話し合いを重ね、「たどり着いたのが、『漫才』という演芸の素晴らしさを改めて讃えようということでした」と語った。
12月15日から、東京・六本木駅と渋谷駅、そして大阪・梅田駅に「漫才万歳」の屋外広告が掲出され、令和ロマンが登場し、彼らの漫才愛を余すことなく表現したポスターが話題だ。六本木駅構内の広告では、令和ロマンが漫才の喜びを表現し、「あぁ、この国に漫才があってよかった」といったメッセージとともに飛び出す勢いの仕上がりになっている。
有元氏は「漫才の素晴らしさを誰よりも感じている漫才師の方々の漫才愛を素直に伝える広告にできたらと」と説明。また「競技性が高まっていたM-1を、もっと気楽に、それぞれが面白いと信じる漫才を楽しんいただけたらうれしいです」と六本木駅構内のジャック広告に込めたメッセージを紹介した。
都営地下鉄大江戸線六本木駅構内のジャック広告
『漫才過剰考察』著者の高比良くるまが伝える「考察しないで楽しもう」というメッセージ






