「#これ誰にお礼言ったらいいですか」は、名前も知らない誰かの名仕事へのお礼を全国から集め、パーソルが代わりに本人を探し出し、感謝の気持ちを届ける「お礼代行」プロジェクト。「自分の仕事が誰かのためになっているという実感が、はたらくモチベーションをつくる」というパーソルの調査結果から始まったものだ。普段お礼が届ききっていない様々なはたらく人にスポットライトを当てることで、はたらくことを通してその人自身が感じる幸せや満足感(はたらくWell-being)を一人でも多くの人に感じてもらいたいという思いが込められている。
「2025年は新聞と展示に加え、より広くこの活動を知っていただきつつ、ご本人へのお礼の届け方の新しい形として動画やメディアを招いたお礼授与式などを行い、立体的にお礼を届ける活動に進化させました」と、電通 クリエイティブディレクター佐藤香織氏。
そこで今回は、新聞や動画を「広く伝えられるお礼の機会」と捉え、陰ながら名仕事をしている個人というよりは、今お礼を伝えたい、応援したい、届けたい業界はどこだろうというところから企画をスタートした。
「ひとつは、祝日(勤労感謝の日)だからこそ感じる毎日への感謝。もうひとつは、年末の特別な1日に向けてずっと前からはたらく人への感謝。テーマは偶然(僕が子育て層だからかもしれませんが)両方とも、子どもに関することでしたが、子どもとその家族を支えてくれているのは、目に見えているよりはずっと多くの仕事であることを、コピーを書きながら、撮影をしながら改めて感じました」(電通 コピーライター 姉川伊織氏)
今年実施したのは、11月20〜24日の期間で開催した「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」。ここで展示されたのは、今年SNSやnoteを中心に集まった4000件以上のお礼の中から選ばれた“名もなき名仕事”に対する行き場のない感謝だ。
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そして、11月23日には、新聞広告を出稿。今年は、子どもを任せられる場所で働く人たちにスポットを当て、保育士さんや先生、給食スタッフさんや、看護師さん、そして地域の様々な“はたらく人”の支えに感謝を伝えた。