東京広告協会が主催する「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2025」は12月15日、大学生の意識を定点観測した調査結果を発表した。首都圏5大学の広告・マーケティング担当教授のゼミ学生を中心に調査を進め、2025年はWebアンケートを通じて全国の4年制大学に在籍する大学生(1〜4年生)905人に調査を行った。同調査は1995年より続き、毎年「好きな広告」「今年の日本の顔」「広告への関心度」「広告に対する意見」などについて尋ねている。
大学生が選ぶ「好きな広告」、日清食品がトップに
大学生に好きな広告を尋ねたところ、日清食品が18票(2.0%)を集めて1位となった。2位にはKDDI(au/UQモバイル)(1.8%)、3位にはサントリー(1.2%)が続いた。
【大学生の好きな広告ランキング TOP10】
1位: 日清食品 18人 (2.0%)
2位: KDDI(au/UQモバイル) 16人 (1.8%)
3位: サントリー 11人 (1.2%)
4位: リクルート 9人 (1.0%)
4位: キリン 9人 (1.0%)
6位: マクドナルド 7人 (0.8%)
6位: 花王 7人 (0.8%)
8位: 任天堂 6人 (0.7%)
8位: 森永製菓 6人 (0.7%)
8位: コカ・コーラ 6人 (0.7%)
全体: N=905
日清食品は22年度、23年度調査でも1位を獲得しており、大学生から継続的な支持を得ていることがうかがえる。KDDI(au)も22年度に「au三太郎」シリーズで1位を獲得するなど、常に上位にランクインしている。3位のサントリーは24年度の8位から大きく順位を上げた。
「今年の日本の顔」は2年連続で大谷翔平選手も変調あり
「最近1年間の日本の顔」を尋ねる質問では、2024年調査に続き大谷翔平選手が99票(10.9%)で1位となった。2024年調査では33.3%の支持を得ており、依然として圧倒的な存在感を示している。
2位以降は石破茂氏(9.0%)、小泉進次郎氏(1.0%)、安倍晋三氏(0.8%)、玉木雄一郎氏(0.8%)、神谷宗幣氏(0.7%)など政治家が上位に軒並みランクインしたのが今年の特徴である。24年度は2位に岸田文雄氏が入ったのみだった。
【最近1年間の日本の顔ランキング】
1位: 大谷翔平 99人 (10.9%)
2位: 石破茂 81人 (9.0%)
3位: 小泉進次郎 9人 (1.0%)
4位: 安倍晋三 / 安倍総理 7人 (0.8%)
4位: 玉木雄一郎 7人 (0.8%)
6位: 神谷宗幣 / 参政党代表 6人 (0.7%)
6位: 山田涼介 6人 (0.7%)
8位: Mrs. GREEN APPLE /大森元貴 5人 (0.6%)
9位: 今田美桜 3人 (0.3%)
全体: N=905
