またもや娘の一言で山本耕史が「再エネTT(テッテー)」を、NTTアノードエナジー「上のご意向」新CM

NTTアノードエナジーは、12月8日に企業CM「上のご意向 season2」のオンエアを開始。特設サイトと公式YouTubeでは、ロングバージョンも公開した。

「上のご意向 season2」30秒

CMの舞台は、とある会社の再エネ導入を祝う式典。本田博太郎さん演じる社長とともに 再エネの電気を点灯する部長の山本耕史さん。再エネの構築から保守まで一気通貫で徹底サポートするNTTアノードエナジーの素晴らしさを讃える社長の顔色をうかがい、部長はひらすら同意し続ける。しかし、自宅に帰宅し、今日の出来事を話した部長に、最愛の娘なっちゃん(増留優梨愛さん)がかけた一言は…。

このCMは、昨年オンエアされた企業CM「上のご意向」篇に続くシリーズだ。「事業内容(=再エネの構築から保守までを一気通貫でサポート)と社名認知のさらなる向上、というオリエンでした。タレントは昨年同様、山本耕史さんで」と話すのは、クリエイティブディレクター/コピーライター
照井晶博氏。

「昨年つくった『上のご意向』篇はおかげさまで好評で、NTT島田明社長にも気に入っていただいてNTTの仕事につながったりもしたので、まずオリエンが来たことがありがたかったです。事業内容の説明は30秒でもできるかもしれない。ただ、理解してもらうには30秒では足りないと考えました」

そしてクリエイティブチームが提案したのが、180秒に及ぶ長尺のムービーだった。

「上のご意向 season2」ロングバージョン

前作の「上のご意向」篇は、愛娘なっちゃんの一言によって再エネの導入が決まったところで終わっていた。そこで、今回のCMでは再エネ導入後の話を描いている。

「プランナーの権八成裕くんといっしょに4案ほどつくって提案しました。再エネとか脱炭素の話って、どうしても正しさの話として語られることが多い。女性タレントが青空バックで斜め上を見て語ったり歩いたり髪がなびいたりグリーンなイメージだったり。そういう広告がたくさんあるから違うものにしたいと去年も思って。今年も同じです。言わなくてもいい軽口を叩いて墓穴を掘りそうになったり、上司の顔色を伺って瞬時に同調したり……われわれの周りにも普通にいるような人。正しさ100%で動いているわけではない、不完全かもしれないけど愛すべき人。そんな人だって社会や世界をちょっと前に進めることはできる。という様子を美談ではない方法で描きたいと考えました」

公開されたロングバージョンでは、30秒CMの内容に加えて、同社の4つの事業内容を紹介している。品格のある音楽はNTT、NTTドコモビジネスのCMに続き、服部隆之さんのオリジナルスコアだ。

「長尺の説明カットをどうするかも悩みました。普通にやると、ソーラーパネルや風力発電の塔とか既視感のある画だったり、難しいものになってしまいそうだなと思いました。蓄電所も写真だとあまり映えないし。だからこどもの絵にしようと。こどもの絵って見てあげたいって気になるじゃないですか。自然とデフォルメもされるし、理解してもらいやすくなるんじゃないかと。ただ、点数も多いし、制作期間のことだったり、本物のこどもの絵というわけにもいかなかったので、イラストレーターのオガワナツミ(奇しくも、なっちゃん!)さんにお願いしました。再エネのCMでは他にない手法だったので、クライアントの方がどう思われるか不安ではありましたが、とてもいいと即決でした。担当のおふたりの企画を選ぶ目にはいつも助けられています」

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