Netflix「ラヴ上等」渋谷を“強行占拠”。ビビットなピンク×超本音コピーで「ただ事じゃない恋リア」アピール

俳優・タレントのMEGUMIが企画・プロデュースするNetflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」が、12月9日の配信開始にあわせ、東京・渋谷を中心に大規模な屋外広告を展開した。掲出されたのは、渋谷駅・原宿駅周辺や大阪・道頓堀の屋外ボード、渋谷駅構内や渋谷スクランブル交差点付近のメディア、さらにアドトラックなど多層的にOOHを展開した。番組の世界観をそのまま街に持ち込むような、強烈なビジュアルとコピーが注目を集めた。

渋谷スクランブル交差点付近のメディアQ2ポイント(12月15日から12月21日まで掲出)とアドトラック(12月9日から12月21日まで運行)

本作は、元暴走族総長や元ヤクザなど、社会の“はみ出しもの”として生きてきた男女が、恋と喧嘩に本気で向き合うヤンキー恋愛リアリティ。その異色性を、広告表現においても一切薄めることなく打ち出した。今回の屋外広告の軸となったのは、「強行配信。夜露死苦。」というメインメッセージだ。

クリエイティブディレクター・コピーライターの真子千絵美氏は、このコピーについて次のように語っている。

「『ラヴ上等』は、普通の恋リアでは想像できない事態がたくさん起こる番組です。そこでNetflixの皆様、チームメンバーと話し合いながら、『強行配信。夜露死苦。』をメインメッセージに設定。異常事態が起こりそうな予感を感じさせるようにしました」

「強行配信」という言葉は、配信形態を示すと同時に、“これは本来なら止められてもおかしくない内容ではないか”という挑発的なニュアンスを内包する。恋愛リアリティの文脈を知る視聴者ほど、思わず内容が気になってしまう設計だ。

“ヤンキー恋リアだからこそ”の挑戦的なコピー

渋谷の街中で展開されたビジュアルには、「恋バナは喫煙所。」「新メンバーにガン飛ばし。」「恋敵でタイマン。」「喧嘩では泣かない。失恋では泣くけど。」といったコピーが並ぶ。いずれも番組内で起こる出来事を想起させながら、直接的なネタバレは避けた表現だ。

コピーライター・コミュニケーションクリエイターの徳光一路氏は、「とにかく番組内容が気になる」状態をつくることを重視したと語る。

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