日本マクドナルドは、“ダブチ”の通称で親しまれている「ダブルチーズバーガー」の新テレビCMを、12月9日から開始した。
「がむしゃらな時代は終わった？いや、まだだろ」と、スーツ姿で全力疾走する堺雅人さん。一目散に向かった先は、マクドナルドだ。その勢いのままカウンターで「青春を取り戻すバーガーをください！」。そして、ダブチをもって駆け付けたのは音楽スタジオ。待っていたのは、かつてのバンド仲間だ。30年ぶりのバンド結成を喜び、メンバーと一緒にダブチをほおばる。そして、ライブハウスでの演奏、流れる曲はロックバンド・怒髪天の大人気楽曲「オトナノススメ」（2009年）だ。「オトナはサイコー」と満面の笑顔で叫ぶ堺さん。締めのコピーは、「FOREVER YOUNG もう一度ダブチ」である。
1983年に発売し、2025年に42周年を迎えたマクドナルドのロングセラーバーガー「ダブルチーズバーガー」。今回のCMでは、かつてダブルチーズバーガーと青春を過ごした大人世代に向けたストーリーが描かれた。
「その人たちに向けて商品に合った共感性の高いブランドストーリーを描くことで、夜のディナーの時間帯に、再びダブルチーズバーガーセットを食べてもらい、『マクドナルドが自分のための場所だ』と、もう一度感じてもらいたいというオリエンをいただきました」と、クリエイティブディレクター
大石タケシ氏。
「大人にとってダブチは、学生の頃からずっと食べてきた、 昔から変わらない美味しさであり、青春の思い出がつまった味。この先行きが不透明な時代を生きる大人たちに、久しぶりにダブチを食べることで、青春を思い出し、元気を出してもらいたいと、チームで話しました。
『過去・若さ』＝『変わらないおいしさ』『活力』『楽しさ』『生き生きとした』『元気になる』などの意味を持つ『FOREVER YOUNG』というコトバが、今回伝えるメッセージとしてピッタリだと思いました」
この「FOREVER YOUNG」から、ダブチを「青春を取り戻すバーガー」と位置付けた。そして大人に届けるために、どのような企画、ストーリーが良いか、大石氏はプランナーの真子千絵美氏、コピーライターの岩田泰河氏、三浦よもぎ氏と案を出し合ったという。
