AI制作マンガへの抵抗感が6割超
AIの進化や海外での実写化など、マンガを取り巻く環境が変化するなか、一般読者の受け止め方は「期待」よりも「慎重さ」が目立つ。PDF編集ツールPDF Guruを提供するLOPOFIST(キプロス共和国)による日本全国のマンガ読者1000人を対象とした調査から紐解く。
マンガ制作にAIを取り入れることへの意見は、「どちらとも言えない」が52.1%で最多。まだ判断を保留する層が過半数を占めた。一方で明確な意見を持つ層に限ると、否定的(28.1%)が肯定的(19.8%)を上回り、積極的な期待より慎重な空気が強い。
抵抗感がより鮮明に出たのが、「大部分がAIで制作されたマンガ」を読む意向だ。「読みたくない」(24.3%)と「あまり読みたくない」(41.0%)を合わせた65.3%が否定的。肯定的は「ぜひ読みたい」8.5%、「たぶん読む」26.2%にとどまった。
■もし大部分がAIで制作されたマンガだと知っていても、読みたいと思いますか?
日本発マンガの“海外実写化”のギャップ
また、日本のマンガ原作の欧米で制作された実写化作品(ドラマ・映画)については、認知度が高くない。44.5%が「そのような実写化があることを知らなかった」と回答し、28%は「聞いたことはあるが、観たことはない」。視聴経験がある人は「全体の14〜15%程度」にとどまった。
では、欧米実写化で“気になる点”は何か。複数回答で最も多かったのは「特に気になる点はない」(44.5%)だった一方、何らかの懸念を挙げた層では「文化の誤解や誤表現」(27.9%)が最多。続いて「キャスティングの問題」(21.1%)、「原作への敬意不足」(19.4%)が並び、「作品のクオリティの低さ」(15.0%)や「構成・テンポの不一致」(10.7%)は相対的に少数だった。つまり、技術面よりも“文化や原作の扱われ方”にギャップを感じやすい構図が見えた。
■欧米でのマンガ実写化で気になる点を教えてください。
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