日本マクドナルドは、公式アプリによる「ドライブスルー モバイルオーダー」の利便性を訴求する新テレビCMを2月5日より放映開始した。
2月2日のキャンペーンリリース直後にXで先行公開された映像には、多種多様なキャラクターやインターネットミームが続々と登場し、「なぜこのキャラがここに?」と、SNS上の各“界隈”が大きく沸き立つ事態に。キャスティングの背景を、日本マクドナルドの担当者に聞いた。
「好き」の力がアプリ登録のハードルを超える
CMには俳優の神木隆之介、影山優佳、お笑い芸人のマユリカ(阪本・中谷)が出演。ジオラマ風のドライブスルーを舞台に、車内での会話を楽しみながらスマートに商品を受け取る様子が描かれる。
その背景に登場するのが、東京都杉並区の公式キャラ「なみすけ」や、動画投稿サイトで話題の「好きな惣菜発表ドラゴン」、SNSで人気の“エッホエッホ”と歩くメンフクロウなど、一見共通点のないキャラクターたちだ。
車の中でも楽しくオーダーしたくない? pic.twitter.com/QXbnFEbulW
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) 2026年2月2日
リリース時の投稿には、様々な界隈から“発見”する声が寄せられている。
今回のコンセプトは「みんなのラブがあつまるアプリ」。担当者はその狙いを次のように語る。
「公式アプリのダウンロードや個人情報の登録は、ユーザーにとってひと手間です。タイパが重視される現代、お金を払うこと以上に、この『手間』が大きなハードルになります。それを超える原動力として着目したのが、“LOVE(愛)”の力でした」。
出演する4人も、鉄道やカメラ、サッカー、マンガなど、ファンも認める深い「愛」を持つ面々。「便利さ」という利便性アプローチではなく、「好き」というポジティブな感情をフックにすることで、登録への心理的障壁を突破する狙いがあるという。
合言葉は「タイムラインのテーマパーク化」
マクドナルドの世界観とデジタルの世界観を融合させるため掲げられた合言葉が「タイムラインのテーマパーク化」だ。
「特に今回は、公式アプリを通したドライブスルーモバイルオーダーのCMなので、フードのCMとは違った顔つきのものにしたかった」と担当者は説明する。
特定のコミュニティにとっての「大好物」を詰め込むことで、SNS上での注目度を最大化。バラバラな世界観をひとつの映像に統合するため、監督を務めた映像作家の佐渡恵理氏が手腕を振るったほか、写真家や著作権者一人ひとりに対して個別に許諾を得るなど、丁寧な調整を実施した。特に「みんなのラブが集まる」というコンセプトは、多くのクリエイターからの賛同を得たという。
一方で、懸念されたのが「今後の公式コラボ」との誤認だ。例えば、ゲーム実況者・キヨ氏のキャラクター「キヨ猫」の登場には、「コラボが始まるのか?」という声も上がった。これに対し、キヨ氏本人が「なんでマックのCMにキヨ猫いるんだよ」とSNSで反応。この投稿が呼び水となり、あくまで「CMへの出演」であることがファンにポジティブに受け入れられたという。
デジタル顧客体験の向上へ
今回の施策は、車を所有する層だけでなく、日常的に車を利用する幅広い層へモバイルオーダーの簡便さを伝えることが目的だ。「今後も『みんなのラブがあつまるアプリ』として、デジタルを通じた顧客体験の向上を目指したい」と同社は展望を語った。
スタッフリスト
企画制作
TBWA\HAKUHODO、TYO drive
ECD
米澤香子
CD
大石将平
| AD | 杉岡洋介 |
| PL | 渡部琴菜、渡辺光 |
| AE | 和田洋明、仲摩淳、伊月樹里、田中悠生、松本文哉 |
| Pr | 石川竜大、佐土原奨平 |
| PM | 渡邉初音、植田光平、有里光司、山本怜弥 |
| 監督 | 佐渡恵理 |
| 撮影 | 島津昂平 |
| 照明 | 遠矢和栄 |
| 美術 | 石田裕一 |
| 編集 | 田中貴士(オフライン)、佐々木賢一(オンライン) |
| カラリスト | 小林ゆきの |
| 音楽 | 山田勝也 |
| 録音 | 奥村宏貴 |
| SE | 成田明人 |
| ST | 高橋毅(神木)、合田凪紗(影山)、神山トモヒロ(マユリカ)、小山田孝司(サブキャスト) |
| HM | 大野彰宏(神木)、遠山祐紀(影山)、下竹絢子(マユリカ)、友森理恵(さぶっキャスト) |
| CAS(サブキャスト) | 舛屋樹里、岸川香菜子、阿比留梨江 |

