三菱電機「霧ヶ峰」、50年続くサウンドロゴをtofubeatsがリミックス 若年層のブランド想起向上へ

三菱電機は2月16日、同社のルームエアコンブランド「霧ヶ峰」において、若者から絶大な支持を集める音楽プロデューサーのtofubeats氏とコラボレーションした楽曲「KIRIGAMINE REMIX」を公開した。約50年にわたりテレビCMなどで親しまれてきた「きりがみね〜♪」というサウンドロゴを、現代的なビートで再構築した本施策は、2027年にブランド60周年を控えたアップデートの一環。同日よりSpotifyでの配信も開始し、翌17日からは全国のファミリーマートでの店内放送も期間限定で実施する。

認知率は高いが「ブランド」が一致しない

今回の施策の背景には、同社が実施した「サウンドロゴに関する意識調査」から浮き彫りになった若年層のブランド認知における課題がある。

調査によると、霧ヶ峰のサウンドロゴ自体の認知率は全年代で約6割に達しているものの、20代から30代の層においては、その音声が「三菱電機のエアコンブランド」であると正しく結びついている割合が他の世代に比べて低いという結果が出た。

特に30代ではその認識が6割弱にとどまっており、長年培ってきた資産が次世代の主要購買層へ十分に継承されていない現状が示唆されたという。

音楽・映像としての「完成度」でデジタル世代へアプローチ

メディア環境の変化も、戦略転換の大きな要因となっている。

同社の調査では、若年層のテレビ離れに加え、好意的に受け取る広告の共通点として、1位の「わかりやすさ」に並び、音楽や映像としての「完成度の高さ」が重視される傾向が判明した。

同社リリースより引用。

これを受け同社は、従来のテレビCMという枠組みを超え、ひとつの音楽コンテンツとして成立する完成度の高い映像・楽曲をデジタル中心に発信することで、ブランドへの親しみやすさを醸成しようと考えたという。

リミックスを担当したtofubeats氏は、実際に自宅で「霧ヶ峰」を使用しているユーザーでもある。男女混声やピアノのフレーズといったオリジナルが持つ魅力を尊重しながらも、若年層に自然に届く表現を意識。「吹き抜ける風のように、展開が次々と変わっていく楽曲になっているので、その流れも楽しんでもらえたら」とコメントしている。

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KIRIGAMINE REMIXミュージックビデオより。

全国のファミリーマートでは、2月17日から3月30日まで、30秒ショート版を放映。今後も様々なメディアでの配信を予定している。

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