「銀座の45平米で名を刻め」 デザインギャラリー1953が展覧会企画を初公募、優秀作には賞金と展示機会を提供

年齢・国籍不問、企業・団体も応募可能

日本デザインコミッティーは松屋銀座(東京・中央)7階の「デザインギャラリー1953」における展覧会企画を一般から公募する「DESIGN GALLERY AWARD」の募集を2月18日に開始した。テーマは「あなたのデザインを展示会にしてください」で、グラフィックから建築物まで様々なカテゴリーのデザイン案を募集。単一のプロダクトを象徴的に見せるプランから、空間全体を生かした展示会企画まで対象とする。個人・企業・団体を問わず応募可能。年齢や国籍の制限も設けない。

応募作品から選ばれた優秀作2点には賞金50万円を贈るほか、同ギャラリーで一定期間の展示会を開催する。募集期間は2月18日から7月3日まで。8月中に審査し、9月中旬に結果を発表する予定。優秀作の展示会は2027年2月17日~4月12日、同年4月14日~6月7日にそれぞれ実施する。アワードは本年を皮切りに毎年開催していく方針だ。

日本デザインコミッティーの佐藤卓氏(左)、理事長の田川欣哉氏

デザインギャラリー1953は、松屋銀座7階に位置する面積45平方メートルの小規模ギャラリーで、日本デザインコミッティーがデザインの啓蒙を目的に1964年に開設した。百貨店である松屋が場所を提供し、コミッティーが企画・運営を担っている。

約60年にわたり、コミッティーのメンバーが企画展を手がけ、日本のデザイン界を牽引する発信拠点として機能してきた。開催された企画展は800回に迫り、グラフィック、建築、プロダクトなど内容も多岐にわたる。

その同ギャラリーで初めて実施する公募企画が「DESIGN GALLERY AWARD」だ。審査は、日本デザインコミッティーのメンバーから選定された5人の委員が担当。今回は深澤直人氏(プロダクトデザイナー)、原研哉氏(デザイナー)、内藤廣氏(建築家)、佐藤卓氏(グラフィックデザイナー)、須藤玲子氏(テキスタイルデザイナー)が選ばれた。

審査で重視するのは「提案性」で、新しい視点や領域、表現方法を評価対象とする一方、「展示物のデザインの完成度」も重要なポイントに据える。最初は書類審査だが、選定委員の多くが企画展審査の経験を持つことから、提案書の段階で展覧会の実現可能性や完成度を見極めるとしている。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ