こどもの国線「うしでんしゃ」が舞台
東急電鉄は、畑芽育を起用した企業CMシリーズ「いいこと、つづくよ、どこまでも。」の最新作「子育て応援篇」を2月12日に公開した。若年層への企業認知度向上を目的に、これまで第1弾として「鉄道ネットワーク拡充篇」「環境篇」、第2弾として「安心乗車篇」を展開してきた。第3弾となる今回は、畑が姉(錫木うり)と甥っ子と出かける物語を描き、子育て層をターゲットに据えた。
「甥っ子」が登場する「子育て応援篇」
同社は「人へ、街へ、未来へ。」のスローガンのもと、同シリーズを2025年3月から展開している。姉妹の物語を軸に、鉄道のアクセス向上や環境・安全対策など、東急が推進する取り組みを訴求してきた。鉄道業界が人材確保の課題を抱える中、若年層を中心に業界や企業理解を促す狙いも込めたという。姉妹設定にすることで、日常の延長にあるリアリティを生み、共感が得られる関係性を描けるとしている。
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甥っ子の登場で「子育てにやさしい東急線」を表現
最新作では「甥っ子」が登場し、こどもの国線のラッピング電車「うしでんしゃ」を舞台に物語が進む。畑が姉と甥っ子と出かける様子を通じて、「子育てにやさしい東急線」というメッセージを届ける構成とした。
演出面では、姉妹と甥っ子の何気ない日常が自然に立ち上がるよう、甥っ子の寝言や、子ども連れの家族が楽しそうに移動するエキストラの描写を盛り込んだ。細部を積み重ねることで、視聴者が「こういう光景、ある」と感じられる生活者目線のリアルな空気感を表現したとしている。家族設定を活用することで説明的にならず、「子育てにやさしい沿線」をイメージできる演出になったという。
同社は、家族視点が加わることで、畑が持つ「若い世代への共感力」に家族ならではの温度感が重なり、メッセージが届く層が広がることを期待している。
交通の場面から子育て世帯を支える施策
東急電鉄CM「子育て応援篇」30秒
こどもの国線の「うしでんしゃ・ひつじでんしゃ」は、雪印こどもの国牧場(横浜市)の「うし」と「ひつじ」をイメージしたラッピング電車で、内装の壁面・床面には牧場風景のラッピングを施している。乗車しながら牧場にいるような感覚を楽しめる点が特徴だ。
東急グループは「子育て・学生応援 東急スクラムプロジェクト」の一環として、交通利用の場面で子育て世帯を支える取り組みを進めている。ベビーカー利用を考慮した車両整備や、子ども連れでも安心して利用できる駅施設の整備を通じて、家族が快適かつ安心して移動できる環境を提供しているという。
割引サービスでは、土休日限定で小学生以下を対象に、東急線全線が1日乗り降り自由となるきっぷ「東急線キッズパス」を発売。2025年3月からは、学業を終えるまでの学びの期間における経済的負担の軽減を目指し、東急線の通学定期旅客運賃を改定し、平均約3割値下げした。
加えて、ホームと車両床面の段差・隙間を縮小する取り組みも進めている。駅構内トイレにはベビーチェアを完備し、一部にはベビーベッドも備えるなど、子育て世帯の利用を想定した設備を整えた。多機能トイレに利用者が集中しないよう、機能分散にも取り組んでいるという。

