雪見だいふくを「自分好み」にカスタマイズ 期間限定店舗をオープンしたロッテの狙い

モチモチの求肥で冷たいアイスを包む、定番商品「雪見だいふく」の実店舗が6月17日、東京・中目黒に期間限定でオープンする。アイスやトッピングなどをカスタマイズでき、その種類は648通り。店舗のためだけに特別に開発された厚く、柔らかい特別な求肥を使い、スタッフがその場で包んでくれる職人スタイルになっている。完全予約制で9月23日まで。

写真 カスタマイズできる雪見だいふく

自分好みにカスタマイズできる雪見だいふく

木のカウンターが設けられた店内には、アイスの入ったケースやトッピングが並ぶ。価格は2つ990円からで、注文時は、「マダガスカルバニラ」や「ジューシー苺」など8種類のアイスから1種、黒蜜やブルーベリーソースなどの9種類(「無し」も含む)のトッピングから1種、カラースプレーなど9種類(「無し」も含む)の仕上げから1種類選ぶ方式。市販品と同様に、自分のオリジナルの雪見だいふくを2つつくることができる。カスタマイズを選ぶと、スタッフが手で包み、トッピングなどを施してくれる、まさにライブ式の店舗だ。6、7月と8月、9月とそれぞれ、数量限定のスペシャルメニューも提供される予定。

写真 カスタマイズできる雪見だいふく メニュー表

店で提供されているメニュー。アイス、トッピング、仕上げをそれぞれ選ぶ

店舗で使われている求肥はこの店舗のために、ロッテのアイス企画課にある雪見だいふくのチームが特別に開発したもので、市販品に比べて厚く、柔らかく、ほんのり甘くなっている。また、機械ではなく、人の手で伸ばしてつくるこだわりで、スタッフが成型しやすいような配合になっているという。

写真 カスタマイズできる雪見だいふく 作業風景

カウンターでは、目の前でスタッフが包んでくれる

写真 カスタマイズできる雪見だいふく 作業風景

特別な求肥は市販品より柔らかく、ほんのり甘く、厚いのが特徴

ロッテのロングセラー商品でありながら、なぜ実店舗を開いたのか。それは、ロングセラーならではの課題があるからだ。

雪見だいふくは1981年9月に発売され、今でもロッテが販売するアイスの中での売上額は2位と人気を誇る。以前は冬季限定で販売していたが、消費者からの要望が多かったため2018年からは通年販売に切り替えたほどだ。一方で、調査をしてみると、親が買い与える年齢の子どもや昔から親しんでいる30代以上での需要は高いものの、10代、20代の需要は伸び悩んでいた。

写真 カスタマイズできる雪見だいふく メニュー表

そこで、何でも自由自在に自分の好きなようにカスタマイズする若い世代のトレンドに合わせ、雪見だいふくも「マイブランド化」してもらい、商品との距離を縮めてもらおうと、企画した。2016年東京・表参道に、市販品をいろいろな食べ方で楽しむ実店舗を出したところ、4時間待ちの大人気となった経験から、実店舗の需要は把握済みだ。今回は、カフェなどが並び、ターゲットとなる若者が多い中目黒を拠点に選んだ。

写真 カスタマイズできる雪見だいふく

その効果はオープン前にも表れており、イラストとともに「my雪見だいふく」と書かれた看板を見て、店を覗く通行人も多くいる。ロッテ マーケティング本部第一ブランド戦略部アイス企画課の吉見尚子氏は「カスタマイズし、雪見だいふくを自分にぴったりなブランドにしてほしい」と期待している。

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