「コラボで創造できる世界観にワクワクする」—『mojojojo』手掛ける、尾崎歩美さんの「私の広告観」出張所

月刊『宣伝会議』では、社会に大きな影響を与える有識者が、いまの広告やメディア、コミュニケーションについて、どのように捉えているのかをインタビューする企画「私の広告観」を連載中。ここでは「私の広告観 出張所」として、インタビューの一部をお届けします。

今回登場するのは、ふわふわで手のひらサイズのコロンとした可愛らしさで人気の「mojojojo」を手掛けるぬいぐるみ作家の尾崎歩美さん。バイヤー経験を活かした量産化や異色コラボで注目を集める尾崎さんは、広告にも高い関心を寄せる。異業種から見た広告の価値やコミュニケーションの在り方について話を聞いた。

※本記事の全文は、月刊『宣伝会議』8月号に掲載されています。

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尾崎歩美さん

mojojojo(モジョジョジョ)。
ぬいぐるみを作っています。子どもの頃の工作のように、組み合わせたり、見え方を変えてみたりしながら、想像が入り込む余白を大切に制作しています。ときどき、フィギュアやアニメーションなどの実験的な制作も楽しんでいます。

Q.尾崎さんがつくる「mojojojo」はいま、SNSを中心に大人気です。
2026年6月には、「日本キャラクター大賞2026」の『ニューフェイス賞』も受賞されました。「mojojojo」誕生のきっかけは何だったのでしょうか。

実はブランドを立ち上げたきっかけは転職に失敗したことでした。結婚を機に、愛知県から埼玉県へ引っ越し、新たな地で働く場を求めたものの、希望に合う条件で働ける職場を見つけることができませんでした。

転職活動に行き詰まりを感じていた時に、ふと目に止まったのがハンドメイドマーケットサイト「minne」のWeb広告でした。もともと手芸が好きだったので、「自分でつくって販売してみよう」と思い立ち、「mojojojo」名義でアクセサリーや服飾雑貨を制作し始めたのがはじまりです。

ブランドを立ち上げた当時は、粘土でブローチなどをつくっていました。子どもができて、ぬいぐるみを与えようとお店に行ったのですが、自分が欲しいと思えるものがなくて。だったら自分でつくってみようと思ったんです。

写真 mojojojoのぬいぐるみ

こう話す尾崎さんのブランド「mojojojo」のぬいぐるみの特徴は、あえて「口」をつくらないこと。そうすることで、持ち主が感情を投影できる余白を残しているといい、それぞれの楽しみ方が存在するのが「mojojojo」らしさだという。

Q.SNS等でのコミュニケーションにおいて、意識されていることはありますか。

日本キャラクター大賞2026において、ニューフェイス賞を受賞した際、SNSで手書きの文字で告知画像を公開しました。

字は下手だし稚拙な画像ではあるのですが、自分の素直な気持ちや、mojojojoが人の手で運営されていること、小さな組織であることを感じてほしくてあえて手書きにしたのですが、これがとてもしっくりきました。良いコミュニケーションについてはまだまだ模索中です。

好きだと言ってくださる方に楽しくいてほしいと思っています。作家とお客さまの距離が近い時代なので、mojojojoらしい手づくり感はいつまでも大切にしてお客さまにも身近に感じていていただきたいと思っています

Q.今後の活動の展望を教えてください。

色々な企業の広告に「mojojojo」が登場することで、どんな世界観を創造することができるかを考えるとワクワクしますね。「mojojojo」単独では表現できないことや、思いもよらなかった人々の反響など、可能性を拡げられたら嬉しいです。

ぬいぐるみという枠にこだわらずに、さまざまなジャンルで「mojojojo」を表現していきたいです。3DCGを少し使っていて、短いアニメをつくったら面白そうだなと思ったり…。

VRでぬいぐるみのアバターになって生活するという、究極のぬいぐるみ体験もやってみたい(笑)。いろいろとアイデアはあるので、単独でも、広告などで企業とのコラボでも、「mojojojo」のポテンシャルを開拓していきたいです。

最近、Podcast「mojojojoはjoが3つ」も開始し、mojojojoの発売情報や制作裏話、近況報告などを行っている。

 
…尾崎さんのインタビュー記事全文は、月刊『宣伝会議』2026年8月号に掲載しています。

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