ワークマンのリカバリーウェア「MEDiHEAL(メディヒール)」が、2026年1月以降の累計販売数で1200万着に達した。同社は2026年の販売計画を、2月時点の2100万着・350億円から3400万着・500億円へ上方修正。同社が示した外部調査では、ブランド認知率が前年の2位から1位に上昇し、使用率も1位を維持したという。
9月8日に実施した秋冬新製品発表会で土屋哲雄専務取締役は、リカバリーウェア市場における「完全勝利」を宣言。今後は、7月下旬から展開している最上位モデル「MEDiHEAL COSMOS(メディヒール コスモス)」(税込2900円)を訴求する。機能性においても、従来のパジャマなどのリラックス用途から、スーツや作業服などのアクティブ用途を広げ、「働きながら疲労回復」という需要を掘り起こす。
最上位モデル「MEDiHEAL COSMOS(メディヒール コスモス)」
「猫も杓子も買った」フリース超えへ
メディヒールは、遠赤外線の血行促進作用によって疲労回復などを促す一般医療機器。ワークマンは2021年からプロ職人向けに展開してきたが、2025年9月に一般客向けの販売を本格化。約4カ月で319万着、55億円を販売した。欠品が相次いだため、実売期間は計20日ほどだったという。
欠品を招いた反省から、2026年2月には年間2100万着、350億円の販売計画を掲げた。それでも販売の勢いは止まらず、1月以降の累計販売数は1200万着に到達した。
今回は年間計画を3400万着、500億円へ再び引き上げた。8~12月の秋冬商戦では、最大2200万着の販売を計画する。
土屋専務が比較対象に挙げたのは、「猫も杓子も買った」と振り返る2000年のユニクロのフリース。同年の販売数は2600万着で、メディヒールが計画通り3400万着を販売すれば、800万着上回る計算になる。
販売金額500億円は、同社の売上の約2割を占める規模だ。土屋氏は、メディヒールについてリカバリーウェア市場での「完全勝利」を宣言。同社が示した外部調査では、ブランド認知率が前年の2位から1位に上昇し、使用率も1位を維持したという。
高価格帯のリカバリーウェアを利用する人の71%が、今後ワークマンの商品を購入したいと回答した調査結果もある。ただし、高価格帯の商品から乗り換えるのか、用途に応じて併用するのかはまだ分からない。土屋氏は「3回目にどちらを買うのかまで見ないと、乗り換えか併用かは判断できない」としている。
「欠品撲滅」宣言後も、また欠品
