大阪広告協会は17日、大阪や関西地区の広告界に貢献した企業や個人を顕彰する「大阪広告協会賞」「大阪広告協会佐治敬三賞」の受賞者をそれぞれ発表した。
2010年度に優れた広告活動を行った企業や地域広告界の発展に貢献した企業・個人に贈る「大阪広告協会賞」には、大日本除虫菊(大阪市)が選ばれた。大阪発CMの代名詞ともされ、多くの流行語を生み出すなど話題の広告を長く送り出してきたことが評価された。昨年7月にはサッカー・Jリーグ「セレッソ大阪」のスポンサーとなり、8月には本拠地の大阪市長居球技場の命名権を取得し「キンチョウスタジアム」とするなど、地域に根ざした活動を展開した。
関西を基盤に活躍したクリエーターに贈られる「佐治敬三賞」には、大広のコピーライター・山中貴裕氏とアートディレクター・高橋俊臣氏が選ばれた。山中氏は、関西電力が2010年に放映した企業CM「15才の君へ」を手掛けたほか、大日本除虫菊やダイキン工業などを担当。高橋氏は、アニメーションのCMが話題となった関西サイクルスポーツセンターや、江崎グリコ、パナソニックなどを担当している。2人はともに、2000年に大広に入社した。
両賞の贈賞式は、4月14日に大阪市内で行われる大阪広告協会通常総会後に開かれる。
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