「受賞すると嬉しい反面、へこむことも多いんです」
――土橋さんは「Mother Book」(医療法人 葵鐘会「Bell-net」)で、今年から設立された「Lions Health」のヘルス&ウェルネス部門でグランプリとゴールドを受賞されました(「Lions Health」はヘルス&ウェルネスとファーマの2部門から構成されるが、ファーマ部門は今年はグランプリは該当なしだったため「Mother Book」が初代グランプリとなる)。
昨年のカンヌではコピーライターズクラブ名古屋の年鑑「STICKY NOTES ANNUAL 」でゴールドを受賞し、今年も。まさか2年連続で受賞できるとは思っていませんでした。昨年、初めてカンヌに参加し、ゴールドを頂けたので「まぐれだったと言われないように、来年も頑張ります」と宣言していたのですが、実現できて本当に嬉しいです。
「Lions Health」は今年から始まりましたが、ヘルスケアという領域に着目するのは面白いなと思います。カンヌが「For Good」の流れにある延長に、今回の「Lions Health」の設立もあるのではないかと思っています。
――これから1週間の開催期間中は、気分も晴れやかに楽しく過ごせそうですね。
そんなに晴れやかな気分にはなれないと思います。昨年もそうだったのですが、日本からきているクリエイターの先輩たちと話をしていると、皆さんとの勉強量の違いに圧倒されてしまって…。
昨年は、最後のパーティにも出ずに、隣で花火が打ち上がっている中で、「来年も賞を取るぞ!」と電通中部から参加したメンバーで、開催期間中に集めた資料を持ち寄って、勉強会をしていました。結果、そのときのメンバーがその後、ニューヨークADCやアドフェストで賞をとったり、D&ADにノミネートされたり、中部の勢いが出てきたかなと思っています。
今回もきっと、他のクリエイターの方たちに刺激を受けて、反省したり、へこんだり、落ち込むことの方が多いんじゃないかと思います。
――昨年、受賞をして何か、環境は変わりましたか。
クライアントの方たちにも受賞したことを知っていただき、以前以上に一緒につくりあげていこうという雰囲気ができてきたのではないかと思います。売上につながることはもちろん大事ですが、それだけではない共通の目標を共有しながら仕事ができるようになったと思います。
もともと中部での仕事は、決してスケールは大きくないですが、だからこそクライアントさんともより深い関係で仕事ができる環境にあります。先ほど、話した「For Good」のようにクライアントさんの課題を解決しつつ、お客様もそして社会にとっても皆が幸せになれるようなアイデアを実現させていきたいなと思っています。
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