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資生堂が10月からブランドマネージャー制を導入、100人の経験者採用へ

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資生堂は18日、エイジングケア化粧品「エリクシール」のブランドイノベーション戦略に関する発表会を開き、魚谷雅彦社長が10月からブランドマネージャー制度を導入することを発表した。これにより、100人をめどに、ブランドマーケティングの経験者を採用する方針も明らかになった。

10月21日にリニューアルブランドとして新商品を投入する「エリクシール」については、4月に発表した新ブランド「アルティミューン」に続く資生堂のマーケティング改革を担う第二弾商品として位置づける。

会見では、エリクシールのブランドマネージャーを務める横田由香氏のほか、研究開発担当者や営業本部長も登壇。商品企画から広告宣伝、店頭や流通対策まで一貫したブランド管理を徹底すると宣言しており、2020年には500億円規模のブランドを目指す。

このほか、エリクシールを投入する10月21日から3日間、内勤の社員も含め全社員で店頭営業を行うなど、社内一丸でブランドイノベーションを後押しする「ICHIGAN Project」も発表。今週には全国にある各拠点の若手社員をリーダーに任命し、魚谷社長を囲んでの決起集会も行われたという。

会見のスライドではその集会の様子を捉えた集合写真が映し出された。赤いはっぴをまとい社員たちと肩を組むなど、資生堂の従来のイメージを覆す「泥くさい」取り組みも交え、「組織の壁を超えて全社一丸となり、戦う集団になる」(魚谷社長)と力強く宣言。マーケティング改革の本気度をアピールした。