就活生は面接官を「壁」ではなく、「人」として捉えると楽になる——「ジブンと社会をつなぐ教室」schoo森健志郎氏特別インタビュー(後篇)


「ジブンと社会をつなぐ教室」特別座談会前編はこちら

広告コミュニケーションのノウハウで就職活動生の悩みの解決に取り組む、電通×マスメディアンの共同プロジェクト「ジブンと社会をつなぐ教室」。そのメソッドを書籍化した「なぜ君たち達は就職活動になるとみんな、同じことばかりしゃべりだ出すのか。」の発売を記念した特別座談会の後篇をレポート。著者である電通 保持壮太郎氏と大来優氏の二人が、オンラインの学習サービスを提供しているスクーの森健志郎氏をゲストに迎え、「伝える」をテーマに話し合った。

インタビューに答えるスクー 代表取締役社長 森 健志郎氏

「伝える」に王道はない

電通 コピーライター 保持 壮太郎 氏

保持:

森さんが運営しているschoo(スクー)WEB-campusは、いろいろな先生がたくさんの人に情報を伝えて、受け取った人がレスポンスしてというのが、手に取るようにわかるプラットフォームですよね。それを見ていると、この人の伝え方って上手だなとか、伝えるコツみたいなものが見えてくると思うのですが。

森:

コミュニケーションや教え方には「流派」があります。たとえば劇場型。ウチにはエクセルの田中先生という教えるのが上手い先生がいるんですけど、この人はもうワンマンショー。「いいんです、エクセルはこれでいいんです」みたいに、見ているだけで面白い。

保持:

エクセルでそれができるってすごいですよね。

スクー 代表取締役社長 森 健志郎 氏

森:

一方で、いくつかのパターンを準備しておいて相手に合わせて出し分け、徹底的に相手とコミュニケーションをとる人もいます。王道のやり方は多分なく、いずれも正解だと思うんです。だから新しい先生に対して、アドバイスするときも、まずはその人の流派を見極めるところからはじまる。その上で、あなたの教え方だったら、この先生とこの先生の授業が参考になりますよと伝える。

保持:

学生の場合は、どうすれば自分に合ったコミュニケーションの流派が見つかるのでしょうか。

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