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【今週の注目記事まとめ】急成長中のアプリ”755″の戦略とは!?、ヴィレヴァン流カルチャーへの階段の歩み方など

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CM大量投入で驚異の成長を見せるアプリ“755”

皆様は755(ナナゴーゴー)というアプリをご存じだろうか。年末年始にかけて8億円の広告投資を行い大々的にプロモーション展開をしたので、本コラムの読者はテレビCMやWebCMで目や耳にした人も多いと思うが、実際にダウンロードして使っている人はまだ少ないかも知れない。

しかし、755は(先日プレスリリースがあったように)ダウンロード数は350万を超えて、タレントの公式アカウントもCMに出演しているAKB 48、E-Girlsなども含め1000人を超える大きな成長を遂げている“新世代”トークアプリである。ユーザーは細かいデータを取っていないので正確なことは解らないということだが、10~20代のユーザーが多く活発に利用していると考えられる。

いわゆるスマホネイティブ世代、LINEのUIでコミュニケーションをとる世代が多く活用しているようである。筆者は本アプリに大変興味を持ち経営陣や運営陣に3回のインタビューを重ねてきた。その内容を2回に分けて紹介したい。

筆者も755のサービスについて色々調べて、他のSNSなどと比べてみたのであるが……

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カルチャーへの階段~ヴィレヴァンの品揃えについてうんぬん

なんなのこの店?~ある意味、むちゃくちゃな品揃え

ヴィレッジヴァンガード下北沢店

階段兼休憩場所 ※一緒に働いてたM氏

当時、毎朝、店の入り口のドアが閉まらないようにビニール紐でしばるというのと、店の入り口で安いCDラジカセの音が割れる寸前のボリュームにセットするというのが自分の日課であった。

いつもかけていたのは、ジャズピアニスト、ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」。このアルバムは、店のテーマソングと勝手に決めていた。ブルーノートから出されたジャズの名盤だ。朝は朝で良いのだが、夜なんかは、ネオン管がそうさせるのか、店頭は、ほんの少しだけNYのグリニッチ・ヴィレッジにいるかのような雰囲気を漂わせた。それもあって、自分もよくこの店の入口の階段に座って、街を行きかう人たちを見ながら、缶コーヒーを飲んで休憩した。

でも、そんな束の間の息抜きもすぐに終わり。空き缶をゴミ箱にぶち込んだら、店内へ集まってくるお客様の列にまぎれこんで自分もその流れに乗っていく。店内に入るとすぐに、大きなワーリッツァー社のジュークボックスとGE社のヴィンテージ冷蔵庫がお出迎え。その横には、吉田カバンならぬ吉田栄作カバン、コンバースならぬコンパースがあったりした。ちょっと進むと、アジア方面からいらっしゃったと思われる犬のキャラクター、ヌヌーピーグッズ。うさんくささ200%である。

さらに進むと、一変して、セレクトされた写真集やそこらの書店ではそうそうお目にかかれないカルチャー誌が50冊、100冊あたりまえで山積みされていた。BGMも、ジョージィ・フェイム、バート・バカラックと続いて、はっぴいえんどに、清志郎と、ある意味むちゃくちゃな選曲で流れていた。

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千円札食ってみなさい。

バブル直前、まだ僕がど新人の頃。
上司と先輩に銀座の高いしゃぶしゃぶ屋に連れてってもらいました。
それぞれに数枚の肉の載った皿が置かれて、「ここの勘定から逆算したら、これ1枚千円ぐらいじゃないか」などと話していました。
終盤になって、六本木のクラブに行くから予約しろと言われ店の電話を借りるために席を立ったのですが(携帯がない時代)、僕の皿に肉が1枚だけ残ってました。
電話をしていると席の方で笑い声が聞こえたので、(何かやってるな)という予感。
戻ると、僕の皿の肉が千円に変わってました。
あたかも肉が千円札に化けたかのように、うまく肉汁などが浸してあって。
当時の上司だった安藤輝彦さんが、部下の肉を食って、その代金として千円を置いたのです。
仕方がないので、僕はその千円をしゃぶしゃぶにして食いました。
お札というのはなかなかすごくて、歯で咬んだぐらいじゃちぎれないんですよ。
なので、そのままカタマリを飲みました。

その話を、30年近く経つ今でも、いろんな方からされるんですよ。
「あれはすごかったねー」と。
安藤さんにも何度も「おまえはすごい」的なこと言われたんですけど、本人は、ごく当たり前というか、それ以外にどうしろって言うの?ってかんじ。
まあ当時の僕らは、毎日そんなことしながら仕事してました。
上司とか周囲を楽しませる、驚かせる、ということを普通にやりながら、自分を揺さぶりながら、コピーを書いていた気がします。

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