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ブレスト会議のファシリテーターが注意するのは「か・き・く・け・こ」

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新しいアイデアを考えるための企画会議や情報共有の会議など、広告クリエイティブやマーケティングに関する仕事に会議は付きもの。その会議の質が、その後のアウトプットの質を左右するといっても過言ではありません。そこで、こうした会議をコーディネートするファシリテーターの役割と進行のポイントについて、宣伝会議が3月13日に開講する「ファシリテーション力養成講座」の講師である博報堂 コンサルティング局 ファシリテーター 岡田庄生氏に聞いた。

画像提供 Shutterstock

博報堂 コンサルティング局 ファシリテーター 岡田庄生

最近よく、ワークショップやブレスト(ブレインストーミング)といった言葉を目にするようになりました。そういう本もたくさん出ています。でも、本当に企業の発想力やアイデア力が高まっているのでしょうか。

私は、広告会社のコンサルタントとして、さまざまな企業のワークショップを企画してきましたが、未だに「会議がだらだら続くがアイデアは出ない」「メンバー同士で牽制しあうばかりで議論が進まない」という相談をよく受けます。そこで、この記事では、私自身の失敗も含めたさまざまな経験から、会議を進めるコツや、注意すべきワナについてご紹介したいと思います。

ちなみに、会議には大きく2つの種類があると言われています。一つは、物事を決定するための、いわゆる報告・連絡・相談の「ホウレンソウ会議」。もう一つは、アイデアを生み出すための「ブレスト会議」です。

「ホウレンソウ会議」は会社ごとでかなり事情が違うので、今回は「ブレスト会議」を対象に、どうやったら会議の質を高められるのかについてお話したいと思います。

まずは、皆さんのいつもの会議でこんな発言が出てきていないかをチェックしてみてください。名付けて、会議の「か・き・く・け・こ」です。こんな発言が多い会議では、良いアイデアは出て来ないかもしれません。

次ページ 「【か】「課長的にはどうですか」」へ続く


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