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若者がハマるVineで“ウケる”動画のつくり方

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どう撮るかより何を撮るか

—皆さんはどういうふうに動画をつくるんですか。

ほくぴー:僕が動画をつくるときは、まず落差を考えます。6秒の尺でストーリーを展開しないといけないので、その中でいかにふり幅を大きくできるか。例えば、ブス顔がイケメン顔に変身するようなネタなら、ブス顔もイケメン顔も、やりすぎなくらいに盛る必要があります。ふり幅を大きくするために、大げさな方がいいんです。

H!RA:自分も最初に落ちをつくるかな。Vineはリズムやテンポが大事なので、そこは意識します。あとは使いたいシーンが先にあって、それに合わせるためにどうストーリーをつくるかみたいなことは考えたりします。

お子みう:しゃべらないでいかに伝えるかというのも大事ですよね。電車の中とかで音が聞けない中で見ることも多いので、そこで顔芸なんかもやってみたりします。

ほくぴー:そうそう。例えば、「嬉しい」というのがテーマだったとして、嬉しいから笑顔というではなくて、踊っちゃうみたいな表現もあります。

H!RA:自分はそういうのは意識はしつつも、本当はあんまり考えないで思いつきでつくっています。狙ってつくったものがウケないこともよくありますしね。

ほくぴーさんのVine
社会人経験を活かした「社会人の〇〇シリーズ」「ブラック企業シリーズ」など、若者に限らず幅広い世代に共感と笑いをもたらすクリエイター。表現者でありながら自ら企画やプランニングも行う。

Viner ほくぴー

—企業がVineを使う場合にはどのような見せ方が効果的ですか。

お子みうさんのスマホ画面。

ほくぴー:やっぱり6秒という尺の中で何を伝えたいのかを考える必要がありますよね。CMと比べて短いので、売るためじゃなくて、認知を上げるといったことに向いていると思います。動画はループで(自動的に繰り返し)再生されるので、刷り込みみたいな使い方の方がいいんじゃないかと思います。

H!RA:どう撮るかやどう構成するかを考えるよりは、まず何を撮るかを決めることの方が大事だと思います。そのためには、消費者がどんな動画を求めているのかを考える必要もあるし、商品だったらその魅力をどう伝えるかは最初に決めておくべきだと思います。

ほくぴー:あとはやはり6秒で完結するストーリーをつくることが大事です。そこにはインパクトもなくてはいけないし、面白いのと“+α”のある動画は拡散されやすいと思います。

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