異業種の4社がタッグ 新ブランド立ち上げを追う

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株式会社宣伝会議は、月刊『宣伝会議』60周年を記念し、2014年11月にマーケティングの専門誌『100万社のマーケティング』を刊行しました。「デジタル時代の企業と消費者、そして社会の新しい関係づくりを考える」をコンセプトに、理論とケースの2つの柱で企業の規模に関わらず、取り入れられるマーケティング実践の方法論を紹介していく専門誌です。記事の一部は、「アドタイ」でも紹介していきます。
第6号(2016年2月27日発売)が好評発売中です!詳しくは、本誌をご覧ください。

企業が手軽に発信できるツールが増えた一方、そこで突き当たるのが「自分たちは、どんな“キャラクター”で語ればいいんだっけ?」という根本的な疑問。そんな気付きから、ブランディングに取り組む企業が増えています。この連載では数々のブランディングを支援してきたフラクタが実践方法について解説していきます。

「Depth」ブランドに関わる4名。プロジェクト開始当初から、互いにビジョンを共有しあえていたため、それぞれの強みを発揮しつつ、ひとつのブランドが形作られていった。

2016年1月、アルビオン、ナノキャリアは両社の共同開発プロジェクトとして男性向けの新ヘアケアブランド「Depth」を立ち上げ、厳選した美容室だけで先行販売を開始した。

また商品開発には、ヘアサロン「Belle」も参画。商品の販路としても重要な役割を担う。同プロジェクトには企画段階から、ブランドコンサルティングを手掛けるFRACTAが参画。アルビオンのスキンケア商品の開発力、ナノキャリアの最先端の医療技術、そして日頃お客さまと接し、ヘアケアに対するインサイトを把握しているBelleと3社がそれぞれの強みを持ちよりながら、一つのブランドをつくりあげてきた。その軌跡を追う。

異業種の2社が最高峰の技術を結集

——「Depth」立ち上げのきっかけとは。

染谷高士(そめや・たかお)氏
アルビオン 取締役 カスタマーサービス本部 副本部長

染谷:

ナノキャリアさんとは、2013年にアルビオンの美容液「ECLAFUTUR」を開発した時から、お付き合いがありました。「ECLAFUTUR」は発売以来、累計で100万本以上を売り上げる大ヒット商品となり、両社の取り組みをもう一歩進めたいという話に。女性用スキンケアで実績ができたので、これまで手を付けていなかった領域にチャレンジしようと男性用しかも、ヘアケアというカテゴリでのブランド開発に至りました。

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