グーグルから学んだこと――広告ビジネスのイノベーション、そして広告人としての個人的興味:2

ユーザーの興味関心が広告枠を作る

「検索連動型広告」を理解するうえでもっとも重要なポイントは、「広告枠」を生み出しているのはユーザー自身であるということだ。(日本でも再創刊される)『WIRED(ワイアード)』という雑誌の編集者であったジョン・バッテルという作家・ジャーナリストが『The Search』という本の中で次のような言葉で検索エンジンのことを説明している――検索エンジンは、ユーザーの意図や関心のデータベースである(the database of intentions)。データベースとは「情報 information」の集積のことを指したわけだが、そもそも検索エンジンの場合は様々なサイト内に書かれている情報が集まってはいるものの、それらから情報を導き出すのはユーザーの何かを探したいという衝動である。その衝動が集まっているのが検索エンジンだというのだ。それゆえ検索結果画面で出現する広告についても、ユーザーの意図や関心にあったものでなければならない。

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高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)
高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)

1996年博報堂入社。その後、博報堂DYメディアパートナーズ、電通で主にイン
タラクティブ・マーケティング領域のビジネス開発や広告主のキャンペーンに携
わる。2005年にグーグル日本法人に入社し、新しい広告のインフラづくりに取り
組む。2009年1月に独立し、「スケダチ 高広伯彦事務所」として活動。広告主の
プランニングやビジネス開発を支援する。

株式会社スケダチ: http://sukedachi.jp/
個人ブログ: http://mediologic.com/weblog/
Twitter: @mediologic, @sukedachi_jp
Facebook: sukedachi

高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)

1996年博報堂入社。その後、博報堂DYメディアパートナーズ、電通で主にイン
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わる。2005年にグーグル日本法人に入社し、新しい広告のインフラづくりに取り
組む。2009年1月に独立し、「スケダチ 高広伯彦事務所」として活動。広告主の
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