グーグルから学んだこと――広告ビジネスのイノベーション、そして広告人としての個人的興味:3

「デジタル」に従来型メディアを変える可能性見出す

Print Adsにはネット広告のような「アルゴリズム」は存在しなかったが、「広告主が出したい場所は、自社に合うようなオーディエンスがいるところ」という法則に従えば、自然とマッチングされた広告が掲出される。もちろんそのためには前述したように、広告枠に対して多数の広告主が必要になってくる。しかし小さな広告主が新聞広告の枠なんて買えるのだろうか? という疑問が出てくるかもしれないが、そもそもアメリカは全国紙文化ではないので、それほど高くないという背景があったのとともに、大きい枠は買えなくとも小さな枠なら買えるはず、という目論見もあった。例えていうなら、ケーキを丸ごと一個買う人の数と、スライスされたケーキを買う人の数でいうと後者の方が数が多い、ということと同じようなものである。

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高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)
高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)

1996年博報堂入社。その後、博報堂DYメディアパートナーズ、電通で主にイン
タラクティブ・マーケティング領域のビジネス開発や広告主のキャンペーンに携
わる。2005年にグーグル日本法人に入社し、新しい広告のインフラづくりに取り
組む。2009年1月に独立し、「スケダチ 高広伯彦事務所」として活動。広告主の
プランニングやビジネス開発を支援する。

株式会社スケダチ: http://sukedachi.jp/
個人ブログ: http://mediologic.com/weblog/
Twitter: @mediologic, @sukedachi_jp
Facebook: sukedachi

高広 伯彦(スケダチ代表/マーケティングコンサルタント/ユニバーサルプランナー)

1996年博報堂入社。その後、博報堂DYメディアパートナーズ、電通で主にイン
タラクティブ・マーケティング領域のビジネス開発や広告主のキャンペーンに携
わる。2005年にグーグル日本法人に入社し、新しい広告のインフラづくりに取り
組む。2009年1月に独立し、「スケダチ 高広伯彦事務所」として活動。広告主の
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