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コラム

若手起業家、世界一周へ

アルゼンチンで見掛けた、一風変わった「交通広告」

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いよいよ南米も最後の国、ブラジルに突入したところになります。
その前はアルゼンチンに滞在していたのですが、首都ブエノスアイレスで日本ではなかなか見かけることのない交通広告を発見したのでご紹介です。アルゼンチンは地下鉄も発展しており、車両内には様々な企業の広告が掲示されていました。……と、今回僕が紹介したいのは別物です。

それはブエノスアイレスの街中を歩いていた時のことです。道路の向こう側へ渡るために、横断歩道で信号が変わるのを待っていました。そうすると僕の隣には迷彩色の服を来た若者が数人。どうやら彼らは大きな看板を持っているようで、何かのデモなのかと思っていました。

街中の迷彩服姿は異様。信号待ちの車だけでなく、通行人も目を奪われる

ところが、信号が青に変わって歩行者が歩き始めると、彼らは、いの一番に横断歩道に飛び出して、信号が変わるのを待つ車側へ行き、その大きな看板を信号待ちするバスや車に見せつけているのです。最初は何か政治関係か軍隊関係の告知かと思いましたが、現地に住んでいる人に写真を見せると、その内容はただの雑誌の広告とのことでした。

僕が用事を終えて、また同じ道路に戻ると、そこには彼らがまた同じことをしていました。どうやら、横断歩道が歩行可能な時間にはずっと、車側にそれを見せており、歩行ができない時間には横断歩道の向こう側の信号待ちの人たち向けに見せているようです。(次ページに続く)