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コラム

社内ベンチャー奮闘記 ~新しい広告ビジネスを目指して

「どう、順調?←知るかっ(笑)!」

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文:小林パウロ篤史


「どう、順調?」

新会社設立から1カ月半経過して。
会社の元同僚や後輩、諸先輩からよく言われるこの言葉。
いやー。。どうなんだろう。正直よく分からない。

毎日毎日、サービス要件定義して、Webサイト開発して、デザインUIを詰めて、コンテンツパートナーさんとヤリトリして、契約書つくって、もろもろの資料作って、サービス利用規約作って、バイト君(あまりにも手が回らなくて1名増員しました!)の相談をしたり、レコメンエンジンロジック考えて、ライフログの価値を考えて、オフィスの掃除して、「青色申告って何?」って調べて聞いたりして、予算ミニマムでプロモーション施策考えて。

「どう、順調?」

。。。。知るかっ!(笑)こっちが聞きたいわっ!

すいません。ぶっちゃけ過ぎました。
でも、よく分からないのです。実際のところ。
順調と言えば、順調だし、そうでない気もする。

社会人になって十数年ともなると、自分に課せられているミッションと、果たすべき役割は、上司からの指示がイチイチ無くともルーティンの一部としてよく分かっていた。ぶれることもそうそうなかった。

業務上の危機察知能力も研ぎすまされていて、「あ、これは危険」「これはまだ着手しなくてもOK」という判断が容易だった。

でも、いざ自分が立ち上げた「MediaJUMP」では勝手が違う。

そもそも、世界初のサービスを創ろうとしているので、教えを乞う相手がいない。つまり、答えが無い。今までは、クライアントと話し合えば、「回答」を自ずと導きだせた。競合プレゼンに勝つロジックも組めた。
ところが立場が違うと感覚も違う。ちょっと恥ずかしい気もするが、広告会社の立場とは違う視点、スタンス、判断が求められていることに、まだバタついている。
そして始めようとしているのがBtoCサービスである以上、「答え」は実際にサービスインして世に問うしかない。

36歳になって、社会人1年目の気持ちを思い出す事しきり。

結局、自分がイメージするしかない。「想像力」が全て。

自分は、「順調」なのだろうか?

それは、今夏に判明する。

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