文部科学省は3日、子ども向けに職業支援に関するコンテンツを掲載した特設サイト「なるんだモン」を開設した。子どもたちに、楽しみながら自らの将来像を考える機会を提供するのが狙い。
ユーザーはサイト上で未来のなりたい姿をアバターとして作成し、かなえたい夢や目標、やりたい仕事を投稿してWebのステージ上で発表する。発表後には、それらを支援する文科省の取り組みが表示される。
アバターは、「顔」「服」「ズボン」「靴」「アイテム」など1324種類のパーツから好きなものを選択して組み合わせてつくることができ、携帯電話からも投稿できる。「自分で選びながらアバターをつくっていくことで、将来の夢が具体的にふくらんでいけばと考えた」(広報室)。他のユーザーがつくったアバターも一覧で見ることが可能で、中には、建築家の安藤忠雄や芸人の太田光、宇宙飛行士の山崎直子など著名人11人のアバターも含まれる。
「将来の夢を描けない子どもが多いと言われるが、実際には夢を語ることが恥ずかしいという気持ちも大きい。Web上に匿名で発表できる場を設け、また日本や世界で活躍する人たちのさらなる夢や目標、他の人たちが描く夢を知ることで、『夢を持つのは普通のことなんだ、自分も考えてみよう』と思ってもらえれば」(同)。作成したアバターは、ツイッターやフェイスブックなどのアイコンとして設定できるほか、他の人の夢を応援したり、シェアすることができる。
著名人アバターには、取り組みに賛同した以下の11人が協力している。
ATSUSHI(歌手)/安藤忠雄(建築家)/太田光(芸人)/大林宣彦(映画監督)/香川真司(プロサッカー選手)/住田裕子(弁護士)/高橋大輔(フィギュアスケート選手)/辻口博啓(パティシエ)/福島孝徳(医師)/山崎直子(宇宙飛行士)/山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)
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