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現代のこどもの健康増進には「鬼ごっこ」がおすすめ ――ネスレ日本「ヘルシーキッズ®プログラム」が提案

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ネスレ_鬼ごっこ1
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9月23日の「ヘルシーキッズ®鬼ごっこ」記者発表会にて実施した 鬼ごっこデモンストレーションの様子。

ネスレ日本は、子どもの健康教育に取り組む一般社団法人ニュートリション運動推進会議 子どもの健康づくり委員会(以下、子どもの健康づくり委員会)と協働で、子ども向け健康改善プログラム「ネスレ ヘルシーキッズ® プログラム」を2011年春から展開している。

この一環として、同社と子どもの健康づくり委員会は、現代の子どもが抱える健康問題の解決に向けた運動プログラムとして「ヘルシーキッズ®鬼ごっこ」を開発、9月23日に発表した。

プログラム策定には、一般社団法人鬼ごっこ協会が協力。時間・場所・性別・年齢・人数などを問わず、気軽に取り組める「鬼ごっこ」を通じて、からだづくり、体力づくりにつなげるプログラムだ。

「ネスレ ヘルシーキッズ® プログラム」は、「自分のからだは自分でつくる」をスローガンに、子ども自身による実践・継続を支援する健康教育プログラム。基本的な生活習慣と運動機能の習得時期に適した小学校1~3年生を主な対象としている。「栄養プログラム」と「運動プログラム」の二本柱で構成されており、プログラムの2011年度版の教材は、全国の小学校およそ1200校、約12万人に配布された。

従来の運動プログラムにも、ポピュラーな鬼ごっこ4種類(氷おに、バナナおに、どんじゃんけん、アミダおに)が組みこまれていたが、「ヘルシーキッズ®鬼ごっこ」は、これに「問答鬼」「じゃんけん鬼」「宝集め鬼ごっこ」の3種類を新たに加え、より内容をブラッシュアップしたもの。

従来の鬼ごっこに、子どものからだづくりの課題解決のためのアレンジがなされており、実施を通じて「食育」「活動量」「バランス(平衡感覚)」「骨量」という4つの効果が期待できる内容となっている。

「ネスレ ヘルシーキッズ® プログラム」は、ネスレが事業を展開する60カ国において、子どもの健康問題の改善に取り組む団体とともに展開している。ネスレ日本においても、コミュニケーションズ&コーポレートアフェアーズ本部CSVコミュニケーションズ室が中心となって取り組みを進めている。

日本の子どもは、心身の成長の基盤である「食べること」や「からだを動かすこと」への関心が低下しており、その結果、栄養バランスの偏りやカルシウム摂取量不足・運動量低下に由来する肥満や身体能力低下、骨量低下といったさまざまな健康問題を抱えており、こうした子どもたちの健康改善を目指している。

2011年度から小学校の学習指導要領に「食育」が組み込まれたこともあり、プログラムに対する教育現場の注目は大きい。「ヘルシーキッズ®鬼ごっこ」は、2012年度版の教材に反映され、2011年度版よりも多くの子どもたちへの配布を計画している。

今後は小学校低学年だけでなく、高学年までを対象としたプログラムの策定を予定しているほか、市区町村を巻き込み、より学校・地域・家庭が連携した取り組みとしていくことを目指す。