マスターゲート株式会社は、2011年11月22日に複数アドネットワークと自社広告を管理画面から配信コントロールできる、無料スマートフォン広告アドサーバー『アドリブ』ベータ版を一般公開しました。
業界の現状
スマートフォンアプリに広告を掲載するには、複数あるアドネットワークから1社を選び、アプリ自体に広告SDK(広告設置キット)を組み込む必要があります。ただし、つねに変動する広告在庫やクリック単価を考慮すると、継続的にアドネットワーク1社の広告だけを配信するのは最適とは言えません。
アドネットワーク各社は、独自の仕様でSDKを提供しているため、設置したアドネットワークを変更するには面倒な開発が必要です。またiPhoneアプリの場合、そのたびにAppStoreの厳しい審査を受ける必要があり、大きなリスクにもなります。
解決すべき課題
ひとつの広告枠に、「複数のアドネットワーク広告」と「自社広告」と「純広告」のすべてをローテーション配信できること。そして、条件の良い広告の配信ボリュームを増やすなどのリアルタイム更新。
利益が出せる、その瞬間に対応できるアドサーバーが必要不可欠です。
無料アドサーバー「アドリブ」を使用することで、スマートフォン広告管理の手間を大幅に削減できると考えています。
主な機能について
各種形式に対応
iPhone/Androidアプリの広告、Webサイトにはインラインとオーバーレイ形式のJavaScript広告に対応しています。
アドネットワーク配信割合の設定
ひとつの広告枠に対し複数のアドネットワーク広告を配信することができ、配信割合は管理画面から変更できます。設定はリアルタイムに反映され、利用中のユーザーにも影響を与えません。
自社広告配信割合の設定
アドネットワークと配信割合を分け合うことで、自社広告を配信することができます。
1広告枠あたりに設定できる広告数に制限はなく、スポンサーから直接依頼された純広告の配信機能として利用することもできます。
広告在庫切れスキップ機能
複数の広告が設定されている場合、広告が取得できないアドネットワークは自動的にスキップします。配信可能な他アドネットワーク広告や自社広告を優先して配信するので、空き枠を防止できます。
広告再読み込み秒数の設定
すべての広告は、管理画面に記入した秒数で再読み込みされ、次の広告が表示されます。
クリエイティブを回すことで、クリック向上につながります。
広告取得エラー(通信エラー)検知
最終的に広告が取得できない状態を検知する専用クラスが用意されています。
アプリ開発者が独自の機能を実装することで、あるアクション時だけ広告レイアウトごと非表示にするなど、アプリコンテンツに連動した広告配信が可能です。
主な対応アドネットワーク
- AdMob( http://jp.admob.com )
- AdMaker( http://jp.ad-maker.net )
- AdLantis( http://sp.www.adlantis.jp )
- Nend( http://nend.net )
- AMoAd( http://www.amoad.com )
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