(アジャイルメディア・ネットワーク=AMN調べ)でランキング6位に選ばれたアディダスのソーシャルメディア活用について、同社のブランドマーケティング、デジタルマーケティングを統括する津毛一仁さんにお話を伺いました。
サッカーW杯が導入のきっかけ
―ソーシャルメディアを使おうと思ったきっかけをお聞かせください。
津毛
きっかけは2010年にさかのぼります。この年はサッカーのFIFAワールドカップ南アフリカ大会という、スポーツブランドのアディダスにとって一大スポーツイベントが開かれた年であり、フットボールを起源に持つアディダスとしても積極的にソーシャルを絡めた施策を行っていこうということで展開したのが、ミクシィを活用した企画「ミクシィ FES!」でした。
この企画自体は数十万人規模の参加者という実績を挙げることができたのですが、ワールドカップが終わってしまうと参加者のアクティビティが落ちてしまうことが課題でした。アディダスとしてお客様との関係性を高めていくためには、日常接点を可能な限り広げていく必要がありました。アディダスとしてメッセージを伝えられる場所をつくり、お客様へ継続的にメッセージを届けていく。こうした考えが明確になったので、ソーシャルメディアを活用するのは比較的自然な流れでした。
