
(左から)三橋慶士さん、竹内真司さん、藤井睦弘さん
今回はユーチューブやニコニコ動画といった動画サービスを積極的に活用しているセガのコーポレート本部 プロモーション部 部長の竹内真司さん、副部長の三橋慶士さん、藤井睦弘さんに、開設予定のソーシャルメディア公式アカウントも含めてお話を伺いました。
ユーチューブに移したらアクセス10~1000倍に
――動画配信サービスを活用されたきっかけを教えてください。藤井
最初に始めたのはユーチューブです。当時は自社でも「セガチャン」という動画配信サービスを運営しており、ユーチューブからセガの専用チャンネルを開設してセガチャンの動画を配信して欲しい、との依頼を受けたのが2007年のことでした。

藤井
その当時からユーチューブは自分でも使っていたのですが、無料でもかなりの機能が用意されていたことに加え、アクセスも自社より圧倒的に多いことも体感でわかっていました。著作権の問題についても、動画のコピーを防ぐ技術も提供されるとのことで安心感がありましたね。
――実際にユーチューブを始められて手応えはありましたか。藤井
当初の予定通りアクセスは大きく伸びました。伸び率で言うと高いものは1000倍くらい伸びた動画もありましたね。もともと自社配信の時から人気があった動画でも10倍くらいには伸びています。
――1000倍というのはすごい数ですね。どういった動画だったのでしょうか。藤井
もともと家庭用ゲームやアーケードゲームは人気のある動画だったのですが、自社で運営しているアミューズメント施設のプロモーション動画などが想定外に伸びましたね。自社配信の時はセガに興味がある人が訪れていましたが、ユーチューブで配信することでセガのサイトには来ないけれど検索経由で動画にアクセスする、というユーザーも多く、結果としてより多くの方に動画をご覧いただけたと思います。