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パナソニック、サムソナイト、東芝に経産大臣賞――消費者のためになった広告コンクール

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日本アドバタイザーズ協会(JAA)は2日、第52回「消費者のためになった広告コンクール」の入賞作品を発表した。最高賞の経済産業大臣賞には、パナソニック(新聞広告)、サムソナイト・ジャパン(雑誌広告)、東芝(テレビ広告)の広告がそれぞれ選ばれた。

「新聞広告の部」で選ばれたパナソニックの広告は、家庭用電話に停電しても通話ができる機能を搭載し続けていることを訴求するもの。「雑誌広告の部」のサムソナイトは、スーツケースの堅牢性を自動車の衝突実験のビジュアルで表現した。「テレビ広告の部」の東芝は、LED電球の長寿命を同じ照明のもとで展開される10年間(3653日)の幸せな生活をシルエットで表現した。

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新聞広告 経済産業大臣賞 パナソニック株式会社

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雑誌広告 経済産業大臣賞 サムソナイト・ジャパン株式会社

消費者モニターや消費者団体、学識経験者などが審査するのが同賞の特徴。広告制作者が審査する他の広告賞と比べ、生活密着型の商品・サービスが選ばれる傾向にある。これまで詳細にわたっていた審査基準を今回からシンプルにし、「好感、共感、親近感がもてる広告であるか」「わかりやすく、納得できる広告であるか」「オリジナリティが感じられる広告であるか」の3つにまとめた。

応募総数は前回比18点増の3707点。媒体別では、新聞と雑誌、ラジオで応募数が増えたが、テレビとWebサイトは減少した。

審査委員長の嶋村和恵早稲田大教授は、「審査基準が緩和されたことで、これまでは入賞しにくかった情緒的な広告も選ばれた」とし、「さまざまな広告が入賞する可能性が広がった」と述べた。表彰会は11月16日、東京都港区の八芳園で開かれる。

主な入賞作品は次の通り。

【新聞】

  • 経済産業大臣賞=パナソニック「パナソニック家庭用電話機『もしも』の電話」
  • ベストパートナー賞=電通関西支社TOKYO ROOM、ピンスポット
  • JAA賞=西日本新聞社「TEAM ZERO FUKUOKA」
  • 地域広告賞=協賛49社「2011年飲酒運転撲滅キャンペーン」

【雑誌】

  • 経済産業大臣賞=サムソナイト・ジャパン「コスモライト『サムソナイト史上最強・最軽量』」
  • ベストパートナー賞=Grape Communication/Planit demian
  • JAA賞=サントリーホールディングス「サントリー美術館『人には、想像力の翼がある』」

【テレビ】

  • 経済産業大臣賞=東芝「LED電球『10年カレンダー編国内版』」
  • ベストパートナー賞=電通、パラダイス・カフェ
  • JAA賞=東京ガス「企業広告『お手伝い券編』」
  • 地域広告賞=北九州市「人権週間『あなたの声を、一歩を編』」

【ラジオ】

  • JAA賞=キヤノンマーケティングジャパン「企業広告『音声案内編』」
  • 地域広告賞=フジセキュリティ「高齢者プラン『遠距離親孝行 母とケータイ編』」

【ウェブ】

  • JAA賞=電通+ジャパンエフエムネットワーク「ラヂオえほん」