【アドタイ・デイズ】(11)進化するマーケターの役割─デジタル、理論、ソーシャル…3つのアプローチから考える

チャレンジブルでモチベーションが上がる施策を

──マーケティングに関してどのような問題意識を持たれていらっしゃいますか。

honmapic
日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会
代表幹事 本間充氏

本間

 本来は同じ会社のマーケティング活動なのに、デジタルと従来のマスメディア、違うものを使っているから共通言語がないというのは非常にまずいと感じています。

マーケティングを組織の一部門でやる時代は終わり、今後はかなりの連携プレイが必要になってくるでしょう。今でも社員が取締役の前や会議でコンピュータを開くと怒られる企業があります。本当はコンピュータでメモをとったほうが、その後にすぐシェアできますし、データ処理も楽なんです。広告・広報活動のビジネスの中でも同様にIT化を行い、もう少し効率運営をしたほうがいいですね。また、デジタル・マーケティングで必要な人材の育成や確保について、日本はずっと先送りにしてきていますので速やかに計画を策定し、実行すべきです。今日ここに座っている皆さんは、何らかの問題意識があって、何か新しいことを行おうとしている方たちですよね。このような方たちが宣伝部長に対して、「こういう改革やアイデアはどうですか」という提案をしなければなりません。受け身ではなく、企業内でマーケティングをつかさどる方々に自分から提案をしていって、組織全体で議論をしていただきたいと思っています。

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アドタイ・デイズ 2013 事務局
アドタイ・デイズ 2013 事務局

パネルディスカッションは各セクションとも「アドバタイムズ」の人気執筆陣や事業会社(広告主企業)を加えた形で、宣伝会議はじめ販促会議、広報会議、ブレーン各誌の編集長がモデレーターを担当し、議論をつくします。ブース展示では、最先端情報と事例をお持ちの企業によるプレゼンテーションを用意いたします。

アドタイ・デイズの特設サイトはこちら

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