トヨタ、サントリーなど広告主5社が登壇――全広連60周年記念 特別シンポジウム(2)

販売押し上げたシズルCM――味の素・島崎氏

販売増とクレームが同時に舞い込む


味の素 理事 広告部制作企画グループ長
島崎紘而氏
1977年、味の素広告部にグラフィックデザイ
ナーとして入社。以来パッケージデザインと
広告宣伝に携わる。1995年と2004年にカル
ピス広告部に通算9年間出向。2010年7月
から現職。

島崎:

我々が目指しているのは、端的には「売れる広告をつくりたい」ということ。つまり、お客さんの心を動かす広告です。食品会社の広告の場合、「食べたくなるような広告」を指します。

2010年までのクックドゥの広告表現は、販売支援という面では課題がありました。そこで11年に、クックドゥのブランド価値を、「胃袋が本能的に求めてしまう」という新しいものに定義し直しました。

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