東洋水産は16日、俳優の武田鉄矢氏が“総合プロデューサー”を担う「アイドルプロジェクト」に、スポンサーとして参加すると発表した。

同プロジェクトは、「『食べること』と『アイドル』には『人を笑顔にできる』という共通点がある」との発想から、この2つを融合させ、これまでにないアイドルを育成しようというもの。アイドルのコンセプトは、「食べドル」（“歌って、踊れて、食べられる”アイドル）。ただ外見がかわいらしいだけではなく、おいしそうに食べる姿を見せることで、見ている人の食欲をそそるような存在をめざす。

武田氏は、東洋水産「赤いきつね」「緑のたぬき」が発売された1978年から35年にわたりCMに出演してきた立場として、今回のプロジェクトを通じて、「アイドルと食との融合」を図りたいとしている。

楽曲の作詞・作曲は、これまで多数のアイドルソングを手掛けてきたヒャダイン氏、ダンスの振り付けは、有名アーティストのダンスコーディネートや振り付けを多く手掛けるパパイヤ鈴木氏がそれぞれ担当する。アイドルは、9月中旬にデビューする予定。

プロジェクトが19日に本格始動するタイミングに合わせて、「マルちゃん　赤いきつねと緑のたぬき」の新テレビCM「本気のお願い」編の放映を同日、全国で開始する。CMでは、ヒャダイン氏やパパイヤ鈴木氏への協力依頼など、プロジェクトの発足準備に奔走する武田氏の姿が描かれる。

左から、ヒャダイン氏、武田鉄矢氏、パパイヤ鈴木氏