東京五輪2020と観戦スタイルの未来予想図

皆さんの中に、

「もうすでに4K対応テレビの画面を実際に見たよ!」

という人はいますか。

実は私も気になっていたものの、なかなか実物を見られずにいて、遅ればせながら、先日ようやく実機を見てきました。百聞は一見にしかず。腰を抜かすほど画質がキレイでした。びっくりしました!

売場の係に聞くと、驚いたことに、まだ実際に4Kテレビの放送サービスは始まっていないにも関わらず、大画面テレビ市場では、この秋すでに4K対応テレビがかなり売れているようです。

しかし、それ以前に、

「えっ、そもそも4Kテレビって何?」

という人もまだ多いかもしれませんね。

老婆心ながら、最初に、4Kテレビの用語解説をしておきます。

4Kテレビ(よんーけーてれび)とは、現行のフルハイビジョンテレビ(フルHD)の画質よりも、4倍きめ細かくなる高画質テレビのことをいいます。表示画面の横(水平方向)の画素数は約4000(3840)あるそうです。距離1000メートルを1K(キロ)というように、もともとK(キロ)とは千という意味です。それゆえ、4000画素=4Kテレビと呼ばれるわけです。

なぜ本放送すら始まっていない4Kテレビの話を、今しているかというと、来る2020年の東京五輪の年には、もう4Kはお茶の間に普及しているはずだからです。

実際、11年7月の地上デジタル放送(地デジ)移行後、初めて迎えた12年のロンドン五輪時には、フルHDテレビが国内の各家庭に普及していました。

その結果、何か起きたのか?

昨年、大手旅行会社の人に聞いたことですが、ロンドン五輪応援ツアーの旅行商品を売ろうとしたとき、

「いやあ、フルHDテレビで観戦できるから、わざわざ高い金出してロンドンまで観にいかなくてもいいや」

という断りが多かったそうです。

単に買わないためのただの断り文句だったのかも知れませんが、そのとき、

「あっ、観光のライバルは、フルHDテレビのようなヴァーチャル映像体験なのかも!」

と思ってしまいました。

実際、我が家のフルHDテレビでみても、ロンドン五輪の中継はまるで、現場にいるかのような臨場感がありました。

とはいっても、テレビの映像はしょせん「まるで・・・のような」ヴァーチャル〔仮想現実〕な代替体験でしかありません。やはり、ロンドンへと旅しないと、本物(リアル)体験はできないはず、とも思ったんですけどね。

≫次ページ 「4Kテレビから8Kテレビへ」に続く

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中村 好明(ジャパン インバウンド ソリューションズ 代表取締役社長)
中村 好明(ジャパン インバウンド ソリューションズ 代表取締役社長)

1963年生まれ。2000年、ドン・キホーテ入社。

広報、IR、マーケティング、CRM、新規事業担当を経て、2008年、社長室ゼネラルマネージャーとなり、訪日客誘致の責任者を兼ねる。

2013年7月、社内の訪日観光戦略部門をスピンアウトさせて、ジャパン インバウンド ソリューションズ(JIS)を設立し、その代表取締役社長に就任。あわせて、ドン・キホーテグループ全社の訪日客誘致プロジェクト責任者を務める。松蔭大学 観光メディア文化学部 客員教授。

中村 好明(ジャパン インバウンド ソリューションズ 代表取締役社長)

1963年生まれ。2000年、ドン・キホーテ入社。

広報、IR、マーケティング、CRM、新規事業担当を経て、2008年、社長室ゼネラルマネージャーとなり、訪日客誘致の責任者を兼ねる。

2013年7月、社内の訪日観光戦略部門をスピンアウトさせて、ジャパン インバウンド ソリューションズ(JIS)を設立し、その代表取締役社長に就任。あわせて、ドン・キホーテグループ全社の訪日客誘致プロジェクト責任者を務める。松蔭大学 観光メディア文化学部 客員教授。

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