モスのファンづくり
~店舗活動とデジタルマーケティングの強化~
全国に約1400店舗を展開するハンバーガーチェーン・モスバーガー。人口減少・少子高齢化に伴うシニアマーケットの重要性の高まりや、外食産業の縮小傾向――こうした状況下で同社が抱える課題と、店舗活動・マーケティングの今後の方針について、マーケティング室 販売促進グループリーダーの齊藤雅久氏が話した。
今後のモスバーガーの課題は、利便性の向上と“プチプレミアム消費”の強化。マーケティング戦略においては、「来店頻度の向上」と「休眠顧客を含めた新規顧客の来店促進」の2軸に重きを置く。「『モスに行きたい』『モスについて誰かに伝えたい』といった、お客さまの行動を喚起するような施策を多く展開する。また一方では、長期的視点でモスブランドを育成し続ける。そうしてお客さまの来店頻度を高め、ひいてはモスのファン化・常連化を目指していきたい」(齊藤氏)。
店舗活動では、通常メニューに加え、朝やティータイムといった時間帯別のメニューを充実させることで、一日を通じた利用を強化。来店客の満足度の向上が売上に直結する傾向が見られることから、ミステリーショッピングリサーチ(覆面調査)も継続的に行っている。
そうした店舗活動を日々走らせながら、デジタル領域への対応も着々と進めている。ソーシャルメディアについては、2009年にツイッター、2011年にフェイスブックを開始。2011年4月にはスマートフォン向けのサイトを立ち上げた。さらに、2012年4月には同社のデジタルマーケティングの中核を担うサービスとして、チャージ式プリペイドカード「モスカード」も導入した。今年11月時点で約80万枚と、順調に発行枚数を伸ばしているという。今後は、モバイルサイトとモスカードのデータを紐づけ、WEB行動履歴とPOSデータを連携させたビッグデータ分析を行うことで、顧客ニーズに合ったサービスの開発・改善につなげていきたいとしている。「実店舗における従来のFace to Faceのサービスはもちろん重要だが、デジタルも積極的に活用し、モスならではの1 to 1マーケティングを目指していきたい」(齊藤氏)と話した。
「宣伝会議サミット 2013」バックナンバー
- 業界6位企業が、10年後を見据えた「サービス」で勝つ――アクサ生命保険(2013/12/19)
- 「モノからコトへ」。その変化に企業はどう対応するか――富士通(2013/12/16)
- 新しいファンを獲得するためのパ・リーグのマーケティング戦略(2013/12/13)
- 新聞広告の価値向上のカギは、効果測定とクロスメディア展開の提案――旭化成 山崎真人氏×パナソニック上川内利博氏(2013/12/11)
- ニッチからマスへと導くブランディング戦略――エアウィーヴ(2013/12/10)
- 生活者×流通×メーカーのトリプルウィンを実現し、しょうゆ市場を活性化――キッコーマン食品(2013/12/10)
- 「お客さまと生涯付き合う覚悟と、地道さ」がLTVの向上につながる――全日本空輸(2013/12/10)
新着CM
-
広告ビジネス・メディア
22年度の広告の苦情、医薬部外品が過去最多 No.1表示やおとり広告も問題に
-
クリエイティブ
「コピーライターとして生きていこう」と決めた日から、続けてきたことと考えてきたこ...
-
AD
販促コンペ事務局
販促コンペ応募受付中!あなたの企画を企業が直接審査します!
-
クリエイティブ
70年代の資生堂の雑誌広告150点展示 ビジュアルとコピーの間の余白魅せる
-
販売促進
「第37回 全日本DM大賞」入賞作品展開催 6月9日まで
-
AD
マーケティング
FRACTAが推進する、 新時代の「ブランド成長支援」 ―「FRACTAインター...
-
AD
特集
デジタルで、この国の新しい基本をつくる。―オプト―
-
クリエイティブ
大人の女性の心配ごとを絵本のようなアニメーションで表現、「 ロリエ さらピュア吸...
-
マーケティング
味の素、ブレイキン日本代表強化選手のShigekixと契約 パリ五輪新競技で注目