【前回のコラム】「テクノロジーと「Wow」の関係は、ドラえもんに学べ」はこちら
先日、社内でグーグルグラスをかけている社員を見かけました。
しかし、メガネ越しにこちらを見られるとどうも気味が悪くて、僕は思わず顔を背けてしまいました。
本当にみんながこういったものを装着する時代がくるのでしょうか。

ウェアラブルは流行りではなく、僕たちの未来を変えるもの。
思えば昨年は、ウェアラブルデバイスやアプリ開発に関する相談を多く受けました(とはいえ、まだ実用化されたものはないのですが)。
僕の周囲でも「2014年はウェアラブル祭りになるかも」という雰囲気がプンプン漂っていました。
実際、1月にラスベガスで開催された「CES2014」でも大きく取り上げられていましたし、3月には「ウェアラブル・テック・エキスポ in 東京」も開催されました。
しかし、一時の盛り上がりに比べれば、ここに来て少しトーンダウンしているようにも感じます。
おそらく、僕も含めて「いや、これは簡単な話ではないぞ」と肌で実感し始めたからじゃないかと思います。
ウェアラブルデバイスが広告業界で注目され始めたのは、2012年にカンヌのチタニウム部門とサイバー部門でナイキのFuel Bandがグランプリを獲得してからでしょう。
これはカンヌが「広告祭」の看板を下ろし、「クリエイティビティ・フェスティバル」となって2年目の話で、広告におけるソリューションを実体のあるデバイス開発にまで広げた衝撃的な出来事でした。
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京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
大手銀行でM&Aアドバイザーを経て、2001年電通入社。
主に、グローバルブランドやITサービス、スタートアップ企業を担当し、
ソーシャルメディア・デジタル領域を中心とするエンゲージメント・プランニングや、
データサイエンスに基づくグロースハックを手がける。
カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルに毎年参加している。
著書に『ロングエンゲージメント』(あさ出版)、『つなげる広告』(アスキー新書)など。
東京都市大学非常勤講師。
京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
大手銀行でM&Aアドバイザーを経て、2001年電通入社。
主に、グローバルブランドやITサービス、スタートアップ企業を担当し、
ソーシャルメディア・デジタル領域を中心とするエンゲージメント・プランニングや、
データサイエンスに基づくグロースハックを手がける。
カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルに毎年参加している。
著書に『ロングエンゲージメント』(あさ出版)、『つなげる広告』(アスキー新書)など。
東京都市大学非常勤講師。
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