「枠」から「人」を超えて:マーケティングオートメーション

前回のコラム「「個」のコンテクストとネットワークが浮き彫りに:SoLoMo」はこちら鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

マーケティングオートメーションが必要とされる三つのV

前回SoLoMoに即したインターネットデバイスによる「個」の情報の重視について語りましたが、今回はその情報をマーケティングの機会に結びつけるアドテクノロジーの進化について話をしたいと思います。

現在ビッグデータという言葉がビジネスを賑わしていますが、ビッグデータを示すのに使われる三つのVの言葉も、情報をマーケティングの機会に変えるためのキーワードといえるでしょう。

まずは情報のVolume(量)は言わずもがなとして、Variety(種類)、そしてもっとも重要なのはVelocity(速度)でしょう。この三つはデータをどう扱うかのみならず、今回のテーマでもあるマーケティングオートメーション(自動化)についても必要なポイントです。

つまり、アドテクノロジーを駆使した自動化が必要な背景としては、人間が今までのようにマニュアルでやるには、データ(情報)の量が多過ぎ、また種類が多過ぎ、そして速度が速過ぎるという事実です。

フラグメンテーションを機能させる

これまでマスマーケティング上では、あまりに多くのセグメント(区分)によるターゲティングでは、スケールが小さくなり過ぎて効率が悪いだけでなく、元々技術的にも各々のセグメントに対して独立したマーケティングアプローチが不可能でした。

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デジタルマーケティング用語辞典
デジタルマーケティング用語辞典

■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)


1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。



■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)


1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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■朝火英樹(ソフトバンクモバイル マーケティング・コミュニケーション本部 Webコミュニケーション部 担当部長)


1990年 国内メーカ入社。インターネットプロバイダ事業部門や全社統括するマーケティング・コミュニケーション部門を経て、2012年10月ソフトバンクモバイルに入社。現在、ソフトバンクモバイルのマーケティング・コミュニケーション部門にてWebを軸としたマーケティング業務を推進。日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会 委員長。ネットPR「ニューズ・ツー・ユー」ユーザー会 会長。



■鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)


1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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