「ネイティブ広告」の議論は、とっとと終わらせよう!――混乱を招く5つの誤解――第1回

「アドタイ」読者の皆さま、お久しぶりです。2013年7月〜2014年2月までの「アドタイ」上での私のコラムをもとにした書籍が発刊の運びとなり、プロモーションもかねて期間限定で、コラム「広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門」を復活させていただきます。

コラム開始当初と比較すると、ここ最近「コンテンツマーケティング」という言葉を聞く機会が格段に増えました。そして、コンテンツマーケティング議論の中で、常に語られるのが「ネイティブ広告」の話です。

日本で「ネイティブ広告」という言葉が聞かれ始めたのは3年ほど前のことで、言葉自体は以前からあったものの、最近になって急に注目を集めるようになりました。しかし、その定義をめぐっては様々な意見が噴出。しばらく収まりそうにありません。

このコラムでは、まず全3回で「誤解される5つの理由」を挙げながら、「ネイティブ広告」とは何かを考えていきたいと思います。

例えば、よく見かける議論は「ネイティブ広告って、昔からある記事体広告のことじゃないか!どこが新しいんだ?」という意見です。

しかし米国のネット広告協会(IAB)が2013年12月に発行したレポート「THE NATIVE ADVERTISING PLAYBOOK」を見てみると、「ネイティブ広告の6つの分類」が提示されています。それを図解すると次のようになり、記事広告はその具体的な手法の一つであり、ネイティブ広告はもう少し幅広いものであるようです。

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谷口 マサト(LINE 広告事業部 チーフプロデューサー)
谷口 マサト(LINE 広告事業部 チーフプロデューサー)

72年滋賀生まれ。LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。

一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。サイトから発展した『バカ日本地図』などの書籍を宝島社などから6冊出版している。

Blog: http://blog.chakuriki.net/
Facebook: https://www.facebook.com/masato.taniguchi.5
Twitter: http://twitter.com/chakuriki

谷口 マサト(LINE 広告事業部 チーフプロデューサー)

72年滋賀生まれ。LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。

一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。サイトから発展した『バカ日本地図』などの書籍を宝島社などから6冊出版している。

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