こちらは「ネイティブ広告」の議論は、とっとと終わらせよう!第1回 ——混乱を招く5つの誤解——の続きです。
なぜ、ネイティブ広告の定義には様々な意見が噴出するのか。第1回に続き、「誤解される5つの理由」を挙げながら、「ネイティブ広告」とは何かを考えていきたいと思います。前回は、①「概念」と「フォーマット」を混同している、②記事の中身と、広告枠の話を混同しているという2つの理由を挙げました。私が考える3つ目の誤解される理由は次の通りです。
誤解される理由③ 単体の記事体広告と、旧来の記事体広告の全体を混同している
ネイティブ広告に関する議論の中で、「昔の記事体広告にもユーザーを楽しませるものはあったのでは」と指摘される方もいると思います。こちらも1回目で話した抽象度の話と似ていて、個々の記事体広告と(従来の)記事体広告全体の話を切り分けて考えないと混乱してしまいます。従来の記事体広告にも、個々にはコンテンツとしてネイティブであると言えるものはあったでしょう。
しかし、記事体広告全体を思い返してみれば、(現代の視点から見れば)企業目線が強すぎ、露骨な広告になっているケースが多かったと思います。これは、理由②で書いたように、コンテンツの体裁で広告を配信する「広告枠」として販売されている面が強く、中身であるコンテンツを重視することが少なかったからだと思います。
いま話した、個々では重なるが、全体では異なるという関係を図にしてみました。
記事体広告に限って言えば、今の時代に合った従来よりもコンテンツ重視のものにしていけばいいだけの話です。露骨な昔風の記事体広告ではSNSでシェアされないので、自然に中身も切り替わっていくと思います。少し楽観的すぎるでしょうか。
広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門
AdverTimes人気コンテンツの仕掛け人 谷口マサト氏 が明かす、広告なのにシェアされるコンテンツ作りのノウハウとは?
※詳細はこちら
※あわせて読むと、さらにお薦めです!
田端信太郎著「MEDIA MAKERS」(Kindle版)
2014年8月31日まで、特別価格500円にて販売!
「復活・「広告なのにシェアされる」コンテンツ・マーケティング入門」バックナンバー
新着CM
-
販売促進
主役はお米 「Cook Do」がイベント開催 テーマソングは打首獄門同好会
-
AD
Amazon Ads
オン・オフ問わず広がるAmazon Ads
-
マーケティング
平塚元明×野添剛士「戦略とクリエイティブは、より一体化していく」―手書きの戦略論...
-
広告ビジネス・メディア
ジャニー氏性加害問題うけ、日本アドバタイザーズ協会が人権尊重に関する声明を発表
-
クリエイティブ
事業課題の理解が難しい?BtoB企業のコピーを書くための10箇条
-
AD
販売促進
店頭販促のプロ集団 ビーツの新社長が進める3つの柱ー株式会社ビーツ
-
クリエイティブ
浦浦 浦ちゃん起用、ささやかな日常描くマクドナルドの動画が海外でも話題
-
AD
特集
ITで踏み出す新たな一歩をともに。イベントDXのスプラシア
-
クリエイティブ
古谷乳業と面白法人カヤックが、ミルクコーヒーの新ブランド 10月3日より発売