コミック累計発行部数4000万部を超え、アニメや映画化、企業とのコラボレーション企画も多数行われている人気漫画『進撃の巨人』。
同作品の展覧会として11月28日から上野の森美術館で開催される「進撃の巨人展」に先駆けデジタルサイネージ広告が都営大江戸線六本木駅ホームにて10月6日より展開されている。10月12日までの1週間限定での掲出。
広告のビジュアルは、人類を餌食にする巨人たちの原画に“自主規制中”と一部画像修正を入れ、ハンバーガーやピザなどを食べる巨人の姿を描いたもので、本編では見ることのできない姿に、ファンを中心にSNSやウェブ上で話題となっている。
広告ビジュアルは4種類で動く仕掛けがされている。
全体ディレクションを担当した電通の高草木博純氏は、「映画やマンガなどのコンテンツをクライアントとする広告は少し特殊で、作品世界との“共振”を設計しなければ効果をあげられない。特に『進撃の巨人』という希有なコンテンツだと尚更です。この作品が要求する、事件性やタブー感・・・それとの共振ができるか。中途半端だと許されないので、このコンテンツの観客たちが要求するレベルをしっかり超えたいと考えた」と話す。
この広告は、「ウォール・トーキョー 突破広告」第1弾となっており、展示会開催地の上野陥落に向けどんな展開がされるのか、今後の展開にも注目だ。
なお、『販促会議』11月1日発売号では、「進撃の巨人」を起用したキャンペーンについての特集を掲載する。
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