「安い」が通用しない時代の通販コピーとは?

通販コピーの役割は、購入を迷う顧客の不安を先回りして取り払ってあげることです。その商品が本当に価格に見合った品質であるのか?をコピー化するには、売る商品のプロフィールを説明するだけでなく、あえて競合品の情報を盛り込むことが方法の一つです。たとえば、価格が同じくらいのライバル品がどんな店で売られているのか(デパートレベルなのかディスカウントショップレベルなのか)を記せば、その商品の品質レベルをある程度証明することになるでしょう。その上で、なぜこの価格なのか?…安いなら安いなりに、オリジナル化の大量生産につきこの安価が実現したとか、相場よりも高価な場合は、職人の手作りなのでどうしても高くなってしまう…といった「価格の理由」を詳しく示します。こういう情報を取るには、市場をリサーチしたり、メーカーを取材したりすることになるかもしれませんが、これも商品価値を「情報」で伝え切らなければならない通販の宿命と言えるでしょう。

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向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)
向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)

通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。

向田 裕(通販クリエイティブディレクター/コピーライター)

通販クリエイティブディレクター。コピーライター。1990年に総合通信販売会社カタログハウス入社。同社発行「通販生活」の商品ページの企画・商品コピーを担当。95年より読み物ページも兼務。主な企画に「筒井康隆さん、断筆をやめて通販生活に小説を書いてください」(読物記事&CM連動企画)。98年よりテレビコマーシャル制作を兼務 、「じゃぁ、どんな生活がいいの?」「ブッシュ大統領そっくりさんCM」「読者投稿によるCM大賞作」「通販生活の著名人シリーズ」などの企画に携わる。2003年『ピカイチ事典』リニューアルに伴いピカイチ商品開発チームに参加。05年より 「ネット編集部」編集長。2011年より広告企画室 ゼネラルマネージャー。2014年独立後、通販メディア各種制作、コンサルティングの分野で活動。セミナー講師。

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