——社員にデジタルのリテラシーを付加するための育成として、どのようなことを行っているのでしょうか?江草:
まず、前述の「スクール」に何名か有望な人を参加させています。また、3年ほど前からデジタルリテラシーを向上するための全社員対象の社内研修制度も取り入れています。あとは、やはり仕事として場数をこなすことが一番身に付きます。そこで、「インタラクティブな案件を何件経験しなければいけないか」という目標を数値化しています。そして経験した件数に応じて、「赤信号」「黄色信号」「青信号」というグループ分けをしています。例えば、「過去1年間に1件もIP案件ができなかった人は赤信号」という具合です。そうしたグループ分けを行い、グループに応じた勉強会を行います。例えば、経験した件数の多い青グループの人が自身の経験に基づいたノウハウを赤・黄色信号の人に伝え、会社として知見を深めていくようにしています。