目指すは「日本の新しいお土産」 SNSやテレビで広がった理由
一心堂本舗は2011年に設立したばかり。江戸時代から続く「養生」という健康づくりのための思想を大切にしており、自然素材にこだわった菓子を調剤薬局で販売してきた。
そんな同社がフェイスパックを売り出すことになった転機は2013年4月、リニューアルオープンした歌舞伎座(東京・銀座)へ出店したこと。歌舞伎をモチーフとした土産用の菓子が好評だったことから、「食品に限らず、歌舞伎にちなんだ日本の新しいお土産を企画できないか」と考えていた折、戸村社長はインターネット上で「歌舞伎フェイスパック」の原型となるデザインと出会う。